学会報告記

MENU2 »学会報告記 »2009.11. 【RSNA】 神吉 昭彦

2009.11. 【RSNA】 神吉 昭彦

RSNA報告記

2008年11月 30 日より12月5 日まで,例年通りシカゴ,McCormick Placeにて94th Radiology Society of North America (RSNA)が開催されました。

今年がRSNAへの参加は 初めてでした。O’Hare空港に到着すると大々的にRSNAの横断幕が掲げられており、シカゴに来たという実感が湧いてきました。ホテルと学会場の間はバスですし,学会場の中も快適でしたが、連日雪が降っており一歩外に出るとシカゴ特有の強い風で耳が切れそうなくらいびりびりと寒い一週間でした。

今回の学会参加者は約60,000人程度でした。

学会の形式として,発表は口演,ポスターに分かれており,ポスターはさらにeducational exhibit(教育)とscientific exhibit(研究)の 2 種類があり,研究は昼の時間帯に討論時間が設けられています。一方,教育には討論がないものの,充実した内容のものが多く,じっくり読むと知識の整理に役立ちました。そのほか,RSNAで重点が置かれているrefresher courseやfocus sessionなども毎日話題を変えて行われています。

口演ではアメリカ以外のいろいろな国からも発表があり、ポスターやコンピュータによる展示発表では日本からの発表が多く見受けられました。refresher courseでは様々なトピックから,各々の分野の知識の整理にいたるまで,様々なタイトルで講義が行われていました。今回の学会のテーマが“Personal Learning in the Global Community”でしたが、掲げたテーマの通りに国籍を問わず、活発な議論が行われていました。

RSNAは初参加でしたが、このような巨大な学会がスマートに運営され、スタッフの対応や,refresher courseの充実した内容に感心させられました。機器展示やコンピュータ関係も大々的に展示されていました。口演やポスターを含め,これらを全部見るには一週間では足りないくらいでした。

学会場を歩くと日本を含めたアジアの先生方も多くみうけられました。学会4日目の12月3日(水)にはEducation Award Winnersの発表があり、日本の先生方の名前を発見すると少し誇らしげな気持ちになりました。

寒くて長い一週間だった気もしますが,学会に参加することを快く承諾いただき、また不在の間の業務をカバーしていただいた医局の皆様に感謝します。


 

↑ Page Top

学会報告記 最近の5件

研修医募集のお知らせ

 研修医を募集しております。
画像診断、IVRに興味のある方は是非放射線科で研修してください。経歴にかかわらず受け入れる体制を整えてお待ちしています。
  詳しい案内はこちらからどうぞ。 研修医募集のお知らせ

地方会のご案内

関連施設のご案内