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メッセージ

 

医局員からのメッセージ 医局長挨拶

山本 亮(医局長)  私たち川崎医科大学放射線科(画像診断1)のホームページをご覧いただきありがとうございます。医局長の山本 亮です。

このホームページを見ていただいた方の中には放射線の仕事内容についてほぼ理解されている方から、放射線科っていったいどんな仕事をしているのか?ピンとこない。。。という方まで様々だと思いますが、放射線科について何らかの興味がありご覧いただいているものと思います。はじめに少し放射線科の魅力についてお話しさせていただき、その後当放射線科の医局や仕事内容についてご紹介させていただきたいと思います。

私は平成9年卒の放射線科医ですが、平成9年というとCTは多列検出器CT(MDCT)が限られた施設での臨床応用が始まり、MRIは撮像時間が飛躍的に早くなってきている時代でした。当時研修医であった私の目には最新鋭の機械を駆使し患者様の病気を診断、または治療方針のアドバイスをする、といった放射線診断医はとてもかっこいいものに映りました。そして入局、いざ仕事を始めると、まず自分の知識の少なさを痛感しました。画像診断というのは目の前の画像を見て異常を見つける。といった単純作業ではありません。まずは患者様の訴えからある程度の病態を頭の中に想定したうえで、画像所見の中から異常所見を冷静に見つける作業に入ります。異常が見つかれば画像所見を主体に患者様の訴えや他の検査所見とあわせて患者様の病態を解き明かしていくのです。不思議なもので体のどこかが悪くなれば、それによって起こる別の所見が認められることもよくあります。画像で複数の異常が認められると、みごとにそれらの複数の異常が一つの病態に繋がっていくこともままあるのです。言葉は不適切かもしれませんが、謎解きのようにすっきりする事もよくあります。そして放射線科のもう一つの魅力的な仕事に血管内治療(Interventional Radiology; IVR)という画像支援下にカテーテルなどを用いて診断、治療を行う仕事があります。大まかに言うと、切らずに(できるだけ侵襲を少なく)治すという治療です。腫瘍、出血、血管狭窄や閉塞、膿瘍などの治療に対して行います。患者様に非常に感謝される手技で放射線科医の醍醐味の一つでもあります。

さて、当放射線科では年間にCT 26000件、MRI 13000件、IVR 270件をこなし、CT、MRIに関しては現在100%読影を行っています。これは当放射線科の誇れる仕事と思っております。また毎朝30分程度のモーニングカンファレンスを行い、難しかった症例は医局員全員で検討することとしています。またそれぞれの分野に専門の上級医がおり、それぞれの分野で他科とのカンファレンスを行っております。一方、研究面では定期的にリサーチカンファレンスを行い、斬新な臨床に役立つ研究を行っております。放射線科で世界最大の学会である北米放射線学会議(RSNA)や国際磁気共鳴医学界大会(ISMRM)では毎年複数の演題を発表しております(研究内容の詳細に関しては当ホームページの研究内容や業績を参考にしてください)。また海外留学も推奨しており、希望者はアメリカ、ヨーロッパなど複数の施設から選択していただけます。

現在も放射線科は発展し続けている診療科で、高磁場MRI装置やデュアルエナジーCTなど最新鋭の診断機器が開発されているとともに、これまでの形態診断から画像で機能を評価するfunctional imagingへと大きな転換期を迎えています。当放射線科でも独自の発想によるfunctional imagingの研究など、多施設に先駆けた新しい研究も多数行っています。当放射線科に興味を持っていただけた方は是非ご連絡ください。我々と一緒に充実した毎日を送りましょう。

H9年卒  山本 亮

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医局員からのメッセージ H14年卒 谷本 大吾

谷本 大吾  H14年放射線科に入局し、現在11年目の秋を迎えました。私が入局した当時はMDCTも導入されていない時代で、一件の検査時間は長く、そのため読影件数も限られていました。しかしながら、現在ではMDCT 4台、3T MRI 1台、1.5T MRI 3台がフル稼働しており、1日120~150件の検査とその読影をこなしています。当時を考えると今の仕事量をこなしている自分が誇らしげに感じます(笑い)。さて、世間一般では、“医者は10年働いて初めて一人前”とよく言われますが、高校時代に他界した祖父にも同じことを言われたのを思い出します。私も10年間医者として、放射線科医として働いてきました。はたして自分は一人前なのか?そう考えると“Yes”と答えられる自信はありませんが、そもそも一人前なんて言葉は自分で決めるものではなく、他人からの評価による誉れですので自分でその答えは出せませんね。ただ、そんな私でも放射線科医として10年間働いて分かったことが2つあります。1つは、いくら最新の装置で検査をしてもそれをきちんと理解していないと意味がないということです。みなさんはマイノリティ・レポートという映画を見たことがありますか?この映画はプリコグと呼ばれる3人の予知能力者たちで構成された殺人予知システムに従って犯罪を未然に防いでいく映画です。この殺人予知システムはプリコグが断片的に未来を投影し、それを見た刑事が犯罪を未然に防ぐというものですが、これを使うことによって西暦2054年のワシントンD.C.の殺人発生率はなんと0%になりました。主人公のジョン・アンダートン(トム・クルーズ)はこの殺人予知システムを使って殺人を未然に防ぐ刑事役なのですが、物語の途中で思わぬ罠にはまってしまいます。プリコグが見た未来は完璧でもそれを理解する人間が勘違いをしてしまうのです。この後の展開はとても面白いのでぜひ続きを見てください。少し脱線しましたが、私は放射線科医の日常臨床も同じだと思っています。画像が病気をきちんと検出していても、それを診る医者が画像を読影できないと病気を見逃してしまうからです。患者さんに検査結果を説明する際、これほど恥ずかしいことはありません。CT、MRIはここ数年ですさまじく多様化し、聴診器一つの時代から今や画像を使った診断はなくてはならないものになりました。私たち放射線科医はそんなトレンドの最先端に立っており、今後の医療を担っていく存在です。“検査をしても何を見たらいいのか分かりません”それじゃあ困りますよね。2つ目は、画像診断は常に臨床を意識したものでなくてはならないということです。画像レポートを付ける際に“鑑別診断は?”なんてよく聞かれますが、鑑別診断は挙げればいいというものではありません。肺に結節があれば肺癌を鑑別あげるのは間違いではありませんが、20歳代の若い人でも、肺癌をまず考えますか?少し極端な例でしたが、画像所見だけを見てレポートを書くのではなく、臨床はすぐそばにあるものとの考えなければいけませんし、常にそれを意識したレポートを考えることが必要です。今回の画像検査では分からない病態でも追加で必要な画像検査・血液検査の記載、適切なfollow up期間の選択、さらなる問診の追求など、これらは画像診断だけに関わっていては決して身に付かない知識で、他科とのコミュニケーションを図ることが必要です。放射線科医は部屋に籠りきりと思われがちですが、本当にできる放射線科医はコミュニケーション能力に長けており、臨床しいては病理の知識を兼ね備えています。私たちの医局は専門の知識のみならず、そういった人間教育にも力を入れています。これから放射線科を考えている後期研修医のみなさん、さらなるスキルアップを希望されている先生方、是非一緒に仕事をしてみませんか?スタッフ一同、心からお待ちしています。

H14年卒  谷本 大吾

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医局員からのメッセージ H20年卒 福元 佑子

福元 佑子  私は、研修医二年目の時に、放射線診断部を二ヶ月間研修し、先生方の知識の豊富さ、読影力の高さに大変驚き、自分もこうなりたいと思うようになりました。医師として、女性として大事な時期が重なっている女医にとって、どちらを優先させるかは非常に重要だと思います。しかし、放射線科に入局し、診断専門医を取得すれば、自宅でも読影ができるようになります。当科の教授は、昔から共働きで、出産・子育てにも理解があり、子供を育てる大変さを知っている方です。結婚、出産、子育てをしながら、女医としての人生を歩み続ける事が、両親への最大の恩返しと思っている私には、ピッタリな科だと思い、入局を決意しました。医師として5年目、母親として2年目の私から、伝えられるメッセージがあればと、書かせていただきます。

~入局後&子育て~
  入局二カ月後に早速妊娠が発覚し、読影業務のみの生活が始まりましたが、座って仕事をするので負担は全くありませんでした。一年間は子育てに専念し、劇的な成長を間近で見られ、感動の連続でした。この一年間は何にも代え難く、一年間のブランクが生まれる事に関して何も後悔はしていません。しかし、職場から離れても、歓迎会や送別会、同門会等イベントには子連れでも積極的に参加し、医局の先生方とのコミュニケーションを大切にしていました。

~復帰後~
  一年後、医局に復帰。子供を職場近くの託児所に預けていますが、まだ免疫が弱いので、よく風邪をひいています。読影業務のみにしていただいているので、途中迎えに行って病院を受診したり、院内の病児保育に預ける等、この点は受け持ち患者さんがいない分、非常にやりやすいと思います。診察時間まで時間のある時は、読影室で待機させてもらい、先生や看護師さんに遊んでもらったりしています。
  勤務体制は、今現在は当院で読影のみ、朝8:30~夕方18:00までの勤務です。勤務終了後、子供を迎えに行き、食事の準備、子供と食事、お風呂、寝かしつけ、洗濯等…やっとゆっくり座れるのは大体22時頃です。ご飯の用意すら辛い時もありましたが、大体!適当!の生活を送り、復帰して3カ月後には、ようやくこの生活に慣れていました。生活に慣れると自分に余裕が生まれます。自分に余裕がないと子供はもちろん他人に優しくできません。   
  来年は専門医試験が控えています。家ではあまり勉強する時間がないので、主人には送り迎えを時々手伝ってもらい、勉強する時間をどうにか確保している状況です。今が一番辛いけど、頑張りどころ!踏ん張りどころ!と言い聞かせ、仕事と子育てに毎日奮闘しています。

長々と書きましたが、私の入局後の三年間です。私と主人の両親は県外在住のため、頼りたくても、すぐに頼れないのが現状です。しかし、医局の先生方のご理解あり、託児所や病児保育があって、今仕事が出来ていることに感謝してもしきれません。
  同僚である後輩の女医さんも今現在、育児休暇中で、来年四月より復帰を目指しています。こういう女医さんにとっても、よりよく勤務できる体制を整えていけたらと思っています。
  これから、専門先を決めるみなさんにとって、やりたい仕事、やりやすい環境がそれぞれあると思います。特に女医さんは、これからの長い道のりを、どうやって決めて乗り越えていくか、悩むと思います。当科は、非常に勤務しやすく、先生方がとても優しく、とても勉強になります。是非、私達と一緒に働いてみませんか。言いにくい事や相談したい事があれば、いつでも相談に乗りますので、御連絡ください。お待ちしています。

H20年卒  福元 佑子

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研修医の声 H24年度 研修医 松田宗也

私は川崎医科大学附属病院内科研修プログラム2年目の研修医です。放射線科(画像診断1)は選択科目枠で選び、研修させていただきました。
初期研修で放射線科(画像診断1)の研修を選んだのには3つの理由がありました。①後期研修で入局する科に関する画像について目を養い、病態と画像の関連付けをする必要がある。②後期研修で入局する科以外の疾患に関する画像所見について慣れておく必要がある。③あまりかかわることのない珍しい疾患に関する画像所見について触れておく必要がある。この3つを達成するために、私は内科研修プログラムに与えられた5ヶ月間の自由選択期間のうち2ヶ月間を放射線科(画像診断1)に費やしました。
2ヶ月間を終えての実状報告をさせていただくと、まず①に関しては、当院の放射線科(画像診断1)の先生方はそれぞれより得意とする臓器・部位があり、過去の症例および当日撮影された画像に臨床症状や経時変化などを絡めつつ、画像所見に重点を置いてクイズ感覚で学べました。次に②に関してですが、当院放射線科(画像診断1)は院内で撮られた画像が全て集約され見ることができる場所で、なおかつ日々の業務において分からないことや気になることがあればすぐに質問できる環境・雰囲気なので、common diseaseについて十分の数を目にする機会を持つことができました。そして③に関しては、放射線科(画像診断1)の先生方が覚え書きしている多くの疾患画像プールの中からpick upした画像について皆で議論し、画像上の変化や臨床所見についての知識を共有する時間が設けられているため、研修中に関わる機会のなかった稀な疾患に関する知識についても学ぶことができました。
2ヶ月間の研修で実感したことは、画像所見には基準範囲(正常範囲)が定められていないということでした。採血所見には施設間で違いはあってもおおよそ基準範囲が定められています。しかし画像所見にはほとんどが明確な基準範囲はなく、「正常範囲内」や「病的意義が乏しい」というような不明瞭な表現をされる変化が多々見られます。それらについて分かるためにはより多くの画像に触れて、スポーツのように体で覚えるしかないと思います。放射線科(画像診断1)ではそれが可能な唯一の科だと思いました。
あっという間の2ヶ月間、非常に有意義な研修となったことを先生方に感謝しております。ありがとうございました。

H24年度 研修医 松田宗也


 

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