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ご挨拶

呼吸器外科教室 教授 中田 昌男

 

 

 

 

 

 

 

平成28年の新春にあたって

  2010年4月に川崎医科大学に呼吸器外科学教室が新設されて5年が経ち、6回目の正月を迎えることができました。無事に5周年を迎えることができましたのも、私たちを支えてくださいました皆様のおかげであり、あらためまして厚く御礼申し上げます。

 2010年の発足時は、教授1名、講師2名、臨床助教3名の6名でのスタートでしたが、その後、清水が准教授に昇任するとともに新しいメンバーが3名加わり、一方で3名が異動したため、現在は教授1名、准教授1名、講師2名、臨床助教2名という構成になっています。

 この間、手術件数は私が赴任した当初126件(うち原発性肺癌50例)であったものが、昨年は160件(うち原発性肺癌83例)と増加しました。特に最近では高齢者の症例が多く、昨年の手術例では75歳以上が47例(29.4%)、80歳以上が22例(13.8%)であり、深刻な併存症を有する症例も少なくありませんが、呼吸器外科学教室開設以来手術関連死亡例が1例もないことが私たちの誇りであり、また麻酔科をはじめとする関連の診療科ならびに看護師、薬剤師、MEなどのコメディカルスタッフの支えがあってこそと深く感謝しております。

   教室員は臨床・教育と多忙ななか、5年間に筆頭著者として英文論文27編、和文論文9編を発表することができました。大学院に進んだ3名も無事に課程を修了し博士号を取得することができました。

 今後は、臨床・研究の一層の充実を図るとともに、若手の育成に注力したいと考えています。引き続きまして呼吸器外科学教室をよろしくお願い申し上げます。

(平成28年1月6日 記)

 

平成25年度を迎えて

  呼吸器外科学教室の4年目の春を迎えました。今春の最大のトピックスは新入医局員が誕生したことです。

呼吸器外科学教室となって初めての後期研修医を迎えることになりました。今年度は教授1名、准教授1名、

講師2名、臨床助教2名、大学院生2名の布陣になります。

  研究面でも各々が限られた時間の中で成果を挙げてくれています。昨年は初の学位取得者も誕生しました。

現在、本学呼吸器内科学教室が中心となり、抗CCR4抗体を用いたがん免疫療法の臨床試験が行われています。当教室でも、腫瘍免疫、がんのバイオマーカーに関する研究にますます力を入れていきたいと考えています。

 本年度も川崎医科大学呼吸器外科学教室をよろしくお願い申し上げます。

(平成25年4月8日 記)

 

呼吸器外科学教室発足にあたって

腫瘍外科として

呼吸器外科が扱う疾患は多岐にわたりますが、なかでも肺癌症例は急増しており、その制御はわれわれの最も大きな使命のひとつです。呼吸器外科では根治性を担保した治療の縮小化・低侵襲化ならびに治療戦略の個別化が求められており、非常に専門性の高い診療分野として今後ますます発展が期待されている領域です。おかげさまで私が平成15年に川崎医科大学に赴任して以来、それまで年間20数例であった肺悪性腫瘍手術例も平成20年には80例を超えました。特筆すべきは75歳以上が約4割を占めるという高リスク患者を対象としているにも関わらず手術関連死亡が0.26%ときわめて安全な治療が提供できているという事実です。これは、麻酔科をはじめとする多くの診療科との密な連携を裏付けるものであり、このような環境で手術ができる喜びを強く感じます。今後も引き続きこれらの診療活動を通して地域医療に貢献したいと考えています。

がん専門医の養成機関として

がん対策基本法でも述べられているように、がんを扱う専門医の育成もまた大きな課題です。われわれは中国・四国広域がんプロ養成コンソーシアムの中核施設として、がん専門医の養成にも力を注いでいます。がんプロ大学院生には診療と研究の両方に専念できる環境を整備しました。他大学との交流も盛んに行っています。腫瘍外科医を目指す若い先生方には、これらの制度を活用して学位と専門医とを最短で獲得してもらい、一日も早くがんのプロとして活躍してほしいと思います。

研究施設として

研究施設として基礎的ならびに臨床的研究にも力を入れています。瀬戸内肺癌研究会やWJOGの多施設共同臨床試験に多くの症例を登録しているのみならず、分子マーカー解析を行う付随研究では研究事務局として他施設からの検体の解析にあたっています。また基礎の教室のご協力を得て、肺癌組織の遺伝子学的研究、免疫学的研究も始めているところです。これらの成果は新たなエビデンスとして世界に発信して行きたいと考えています。

教室の目指すもの

大学の教室に所属する医師は、診療・教育・研究のすべてに取り組んでいく責務があると考えています。しかし、われわれが目指すものは旧態依然とした医局ではありません。それは、お互いが和気藹々と意見を交換しながらも厳しく切磋琢磨していく、明るく自由な教室です。われわれ自身がこれから歴史を作っていくことになります。数年後には高い評価が得られるよう全員が力をあわせて努力したいと思います。

関係各位のご支援、ご協力をお願い申し上げます。