国語
 現代文は教科書の正しい読解を重視した指導を行っています。現代文の学習はまず読書と密接に関係しています。読書習慣のあるなしで、言葉に対する感覚や学習意欲が随分と違ってきます。一方で教科書による学習は語彙を増やし、読書の幅を広げる機会であり、また心の成長に関わる内容となっています。授業では学習方法が明確になるよう、ポイントを強調した丁寧な説明と、授業に即した試験を心がけています。
 古典はその難解な言葉のため、生徒に避けられがちな科目です。授業ではまず国語便覧を使って作品の背景をおさえるようにしています。また、語句の意味や文法、さらに背景からの理解が大切であると考え、諸事項をできるだけ丁寧に説明するよう努めています。
 3年生においては基本的な文章の読解と、入試小論文に備え、新聞記事に対する意見を400字で述べる練習を行っています。また1,2年生で年2回、漢字検定を受検し、漢字学習の意欲向上を図っています。



地歴・公民

 本校では1年生で日本史、2年生で世界史、3年生で現代社会を学習しています。それぞれの学年で基本的な知識を身につけてもらいたいと思っています。しかし、歴史や公民関係の学習が苦手な生徒もいますので、できるだけ楽しくわかりやすく学習できるように心がけています。写真などが多く掲載されている資料集を使用したり、プレゼンテーションソフトを使用したりして、興味がわくように工夫をしています。 毎週水曜日の朝の15分学習では、1週間のニュースをまとめたプリントを読んで感想を書かせています。生坂での生活はニュースなどを見る時間が少なく、社会的な事柄に興味を持てない生徒も多くなります。本来は自分で新聞などを読んで知識を身につけてほしいのですが、なかなかできない状況もあり、朝の学習でまとめたものを読ませています。これをきっかけにしていろいろなことに興味を持ってもらいたいと思います。


数学
 毎週水曜日の5時間目が終わると、3年生達は、やや重い足取りで小講堂への階段を上っていきます。次は、十数年間続いている数学科の伝統授業、数学演習です。プリント2枚にある問題をすべて正解させた生徒は7時間目終了後に下校できるのですが、そうでない生徒は夕方5時まで解き続け、それでも残ったら次の演習までに仕上げるという授業内容です。ティームティーチング方式で、教師も3人で対応します。




物理
 「物理は難しくてわからない」という声をよく聞きます。これは基本事項が理解できていないことによるところが大きいと思われます。たとえば公式や法則の成り立ち、使い方などの基本的なことが理解できていないということです。そこで教科書・授業プリントなどで物理現象の理論を学習し終えたら、すぐに多くの問題に挑戦するように指導しています。生徒は悪戦苦闘する場面が多々見受けられますが、問題を解くことで「なるほど、このような局面でこの公式を用いるのか」と、理論の理解をより深めていくことができます。しかし、頭の中で物理現象を数式で表し、理解に結び付けることは至難の業です。その手助けの一つとしてデジタル教材の活用があります。パソコンとプロジェクターを使って現象をスクリーンに投影し、視覚的に理解する方法です。実際に教室で行うことが困難な実験についても、動画により、内容をわかりやすく見て取ることができます。 また、物理演習の授業やe-ラーニングによる個別指導など、生徒が基礎から学ぶのを支援する取り組みも行っています。
 


化学
 化学は物質の性質に関する学問です。高校で学ぶことは、昔は、いろいろな物質の性質を覚えるだけという感じでしたが、最近の化学では、なぜそのような性質を持っているのかというところまで深く理解し、それをもとに他の物質の性質を推測することなどが大切になっています。つまり、高校の化学では、内容を理解して記憶することが重要な訳です。
 これを能率よくするために、私の授業はプリントで行っています。プリントには覚えやすくするためのまとめや、理解しやすくするための演習問題を、教科書と同じ配列で載せています。そのため、授業中に使うエネルギーは、黒板を写すことに使い切るのではなく、授業をしっかり聞いて理解することにも使えるわけです。さらに、プリントの半ページ分は空白にしてありますので、ここに授業中に話したことで大切なことをメモしたり、板書した説明のモデルの図を書き残したりできます。このプリントを上手に使いこなすことが、化学を得意科目にするコツだと言えます。


生物
 高等学校では教科として「生物」となっていますが、医学部進学を目指す生徒には「生命科学」として、生物に共通する生命現象を学んで欲しいと思っています。また、これを通して「学ぶ姿勢の基本」を身につけて欲しいとも思っています。
 まず、「生命現象」を理解するには実験が欠かせません。実験を行うにはベストな実験材料を使うことが重要です。本校には全国の高等学校でほとんど設置されていない飼育室を持っています。この飼育室は、「特定外来生物飼養」のための認可を環境省から得ています。実習助手がアフリカツメガエル、プラナリア、ゾウリムシなどを飼育していますが、生きた材料をいつでも使えるベストな状態に管理するには、他の教科にはない苦労があります。次に実験道具、たとえば使用顕微鏡の性能です。これが悪いといくら努力しても見えるものが見えません。本校の顕微鏡は医大で使用している顕微鏡と同等の性能があります。性能が衰えないように常に整備・管理しています。「細胞の微細構造」を観察するには、ベストな実験材料を用い、良く整備された実験器具であることが前提なのです。 最後は「どこまでも追究する意欲」を持つ姿勢を身につけて欲しいと考えています。 


体育
 体育の授業は、いつも活気のある授業を行っています。生徒数が少ないこともあり、授業時間内に他の生徒を「見ている」という時間はほとんどありません。大規模校であれば場所の関係などにより他人の活動を見て学ぶ時間があるようですが、本校ではそれはありません。各自が何らかの活動を継続して行うため、運動量が確保でき、部活動の時間が十分に取れなくとも体力を維持できるだけの授業内容ではないかと考えています。 また体育のみならず、広い意味で運動が好きな生徒が多く見受けられます。放課後も体育館や運動場を活用し、冬でも汗だくになるほどに励む生徒もいますし、これは大学に入ってからのことですが、卒業生の多くが医大の運動部に所属しているようです。このように、運動選手とまではいかなくとも、将来医師として活躍するだけの基礎的な体力は、高校でしっかり身につけられると言えるのではないでしょうか。これからも「体をつくる」という建学の理念のもと、運動を主体的に、かつ生涯にわたる活動として行える人間を育てていきたいと考えています。


英語
 本校では少人数を活かし、学力別の英語演習授業や個人指導のほか、生徒のモチベーションと学習効率を高めるため、さまざまな工夫を重ねています。年に2回全学年を対象とした、TOEIC形式の「全校統一英語能力テスト」や英検の受験指導もその1つです。3年では英字新聞The Mainichi Weeklyを使って、今後ますます要求される、情報読み取りの基礎指導もしています。またLL教室には新たにネット接続もできる50インチのプラズマ・ディスプレーを2台設置し、視聴覚両面で生徒の学習のサポートに役立てています。



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