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診療概要

更新 : 平成29年4月1日

柏原 直樹

部長(教授)

柏原 直樹

Naoki Kashihara

専門分野

腎臓病、高血圧、血液浄化療法

認定医・専門医・指導医

日本内科学会認定内科医・指導医、日本腎臓学会専門医、日本リウマチ学会専門医、日本高血圧学会専門医、日本動脈硬化学会認定特例指導医

出身大学

岡山大学 S57.3 卒業

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フロア案内

≪外来≫腎尿路・血液・糖尿病センター外来 3階(31)

≪病棟≫腎尿路・血液・糖尿病センター病棟 10階

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佐々木 環

部長(教授)

佐々木 環

Tamaki Sasaki


専門分野

腎臓病、高血圧、血液浄化療法

認定医・専門医・指導医

日本内科学会認定内科医・総合内科専門医・指導医、日本透析医学会認定医・専門医・指導医、日本腎臓学会認定医・専門医・指導医、日本リウマチ学会専門医、日本リウマチ財団リウマチ登録医、日本病態栄養学会病態栄養専門医、NSTコーディネーター

出身大学

川崎医科大学 S59.3 卒業

近年、腎疾患は、慢性腎臓病(CKD:Chronic Kidney Disease)という概念で注目されています。これは、腎障害を合併すると透析療法を必要とする末期腎不全への移行のみならず、心筋梗塞、脳卒中といった心血管疾患を発症しやすいことが報告されたからであります。

腎疾患、高血圧、透析療法(血液透析、腹膜透析)の診療の治療を3つの柱として行っています。

腎疾患分野では、糸球体腎炎、糖尿病性腎症、ネフローゼ症候群などの診断、治療にあたっております。早期診断、早期治療により腎疾患の予後も大きく改善されます。腎疾患は決して「治らない病気」ではありません。また、糖尿病性腎症や高血圧、動脈硬化など生活習慣病による腎障害が急増しつつあります。家庭医の先生方と密接な連携をとりながら、予後改善のために、早期から長期にわたって治療にあたらせていただきます。

高血圧は自覚症状を欠くために軽視されがちです。しかし、放置すると脳卒中や心筋梗塞など重大な疾患の原因となります。また、腎疾患と高血圧は非常に密接な関係にあります。特に、腎疾患を有すると厳格な降圧治療が不可欠となりますが、難治性となる傾向があり、専門医の治療を必要とすることが多々あります。もちろん、薬物治療だけでは不十分で、生活習慣の改善を含めて包括的な診療にあたらせていただきます。

血液透析は新規導入と入院患者を対象とし、合併症を持つ困難例や急性腎不全および他科入院の透析患者に対して施行しています。維持透析の患者さんについては主に関連透析クリニックで管理をお願いしています。年数回,情報交換を行い綿密な連携をとっています。シャントトラブルにも対応しており、心臓血管外科の協力により内シャント造設術、内シャント血管拡張術、動脈表在化手術、人工血管移植術を行っています。CAPD療法の導入も積極的に行っており、療法選択外来を含めて毎日専門外来を開いています。

腎疾患、高血圧、いずれも全身疾患であり、関連する診療科と密な連携をもって包括的な診療を行います。また、いずれも長期治療を要するものであり、ご紹介いただいた先生方と緊密な連携を取りながら診療にあたらせていただきます。

科のモットー

患者さんとご家族が安心し、ご満足いただける医療をご提供することを、一番の目標にしております。

「腎臓病」はともすれば、「厳格な食事療法や生活規制が必要」あるいは「進行すると腎不全になる病気」という印象を持ちがちです。しかし、実際には多彩で、治療が不必要なものも少なくありません。また適切な治療により治癒を得ることも可能です。早期発見、早期治療が肝要です。腎臓病は検尿異常で発見されることが大半です。軽度の検尿異常をぜひ放置されることのないようにお願いいたします。更に、的確で無駄のない医療と患者さんへの時間的・経済的負担軽減を目的に“腎生検”、“保存期腎不全,腎代替療法選択”、“シャント作成”のクリニカルパスを積極的に導入しています。

高血圧は自覚症状が軽微あるいは全くないために放置されていることが多いです。また、高血圧の治療はただ、血圧を下げるといったことではなく、心筋梗塞や脳卒中といった心血管系疾患の予防、つまり、血管病としての動脈硬化を評価し治療することを目標に診療にあたります。

腎臓病、高血圧はいずれも比較的慢性の疾患です。医師とコ・メディカルスタッフ(看護師、管理栄養士、薬剤師)がチームをつくり、全経過にわたって、医療面のみならず生活面にわたっても全面的にサポートさせていただいております。ご病気に関するご不安や懸念は私ども医療スタッフにお預けいただきたく存じます。患者さんが各々のご家庭や社会において十全にご活躍され、人生の目標を達成されることこそが、私どもの最大の願いであり目標であります。その目標を達成するために、一丸となって献身することをお約束いたします。

大学病院として腎臓・高血圧領域の深い専門性を有すると同時に、臓器別だけではなく総合的に内科学全般から患者さんを診る姿勢を大切にしております。

関係する症状

検診での検尿異常(血尿や蛋白尿)

手足や顔面の浮腫・腫れ

既に腎機能障害をお持ちの方

腎不全と診断され、血液透析が必要と言われた方

高血圧

検診での尿酸値の異常

治療している主な病気

腎炎

血尿や蛋白尿などの検尿異常で発見されます。通常、症状はありません。


ネフローゼ症候群

手足や顔面の浮腫、尿の泡立ちで気づきます。


急性腎不全と慢性腎不全

薬物療法、食事療法などを専門的・総括的に行うことにより腎不全の進行を停止・遅延させることが可能です。


末期腎不全

血液透析、CAPD、腎移植など複数の選択肢から、患者さんに最適の方法をお選びいただけます。


高血圧

動脈硬化、脳卒中、心筋梗塞など重大な病気の原因となります。症状がありませんが、放置すると大変に危険です。


高血圧合併症

既に高血圧の治療をお受けになっている方も、気づかない間に高血圧による臓器障害(動脈硬化、脳梗塞、腎障害など)をしばしば合併しています。


痛風

突然の関節の腫れ、痛みを生じます。


特徴・特色

腎疾患の発見、診断、治療から末期腎不全に到るまで包括的な診療を行います。血液透析、CAPD、LDL吸着療法など多彩な血液浄化療法を用意し腎不全のみならず重症肺水腫、敗血症などの重篤な病態にも対応いたします。

また看護師、管理栄養士、薬剤師と連携をとりチーム医療を実践いたしております。

腎疾患は実態以上に患者さんが「難病感」をいただきやすい病気です。実際は的確な診断と専門性の高い治療を行うことにより、決して「治らない難しい病気」ではありません。ご病気と治療法に関して平易で懇切な説明を行い、不安感や難病感を軽減・払拭できるように心がけております。

近年の国内外の高血圧診療ガイドラインによると、厳格な降圧が求められております。とくに、慢性腎臓病、糖尿病、その他の危険因子の存在に応じた降圧療法の立案が求められます。また、家庭での血圧測定は重要な指標であり、家庭血圧の高血圧の域値は、病院で測定するものより低く定義されております。当科では専門家による栄養指導や運動療法などの非薬物治療、および臓器合併症を念頭においた薬物療法により良好な血圧コントロールを目指しています。

専門外来

CAPD外来(月曜日〜金曜日・午前)

CAPD導入、合併症治療などきめ細かく対応いたします。療法選択外来も同時に行います。


シャント外来(月曜・午後)

心臓血管外科の協力により内シャント造設術、内シャント血管拡張術、動脈表在化手術、人工血管移植術を計画する外来です。