HOME  >  診療科・部門一覧  |  脳神経センター  |  脳神経外科  −  診療概要

診療概要

更新 : 平成28年2月26日

宇野 昌明

部長(教授)

宇野 昌明

Masaaki Uno

専門分野

脳卒中の外科、脳腫瘍の外科

認定医・専門医・指導医

日本脳神経外科学会認定脳神経専門医、日本脳卒中学会専門医

出身大学

徳島大学 S58.3 卒業

オリジナルホームページへ

フロア案内

≪外来≫脳神経センター外来 2階

≪病棟≫脳神経センター病棟 11階

フロア紹介はこちら

脳神経外科とは大脳、脳幹、小脳、脊髄、末梢神経にいたる神経系のすべての腫瘍性病変、血管障害、外傷、機能的障害を扱う科で、とくに外科的治療が必要となる患者さんを24時間体制で診療しています。最近の脳外科医療及びそれを支える医療技術の進歩により、手術はより安全に、かつ低侵襲でできるようになりました。また頭を切らない手術(血管内手術)により脳動脈瘤や頸動脈手術もできるようになりました。これらの進歩により手術を受ける人の年齢も以前に比較して高くなっています。また診断技術も進歩し、MRIでは非常に早期の脳梗塞の診断、深部脳腫瘍の診断や脳機能の状態、また神経線維の走行までわかるようになり、手術の術前計画も立てやすくなりました。また近年、内視鏡手術が導入され、下垂体腺腫や脳出血、水頭症の手術で侵襲の少ない手術を施行しています。

科のモットー

すべての検査や手術は、患者さんのより良い予後・生活のために行います

検査や手術はそれが患者さんにとって有益な情報や効果をもたらすと判断されたときに行います。

十分な説明をした後、同意をいただけるよう、努力いたします

検査や手術を受けられる方やご家族の方には内容を十分に説明いたします。結果についてもわかりやすく説明いたします。

いつも笑顔と誠意で対応いたします

外来受診や入院治療を受けられている患者さんに対して、いつも笑顔と誠意を持って対応させていただきます。


受診の際のお願い

  • 当院ではCT、MRI検査は予約制となっており、外来で診察した上でCTやMRIが必要な場合は予約をさせていただいています。ただし、緊急に検査を要する場合は直ちに検査いたします。

関係する症状

頭痛

脳神経外科を受診される理由の最も多い症状です。頭痛はいろいろな原因で起こります。脳神経外科では、診察の後、CT、MRI検査などで頭痛の原因を明らかにして治療します。ただし、突然今まで経験したことのない激しい頭痛が起こった場合は早めに受診してください。夜間は救急外来を受診してください。


手足の麻痺、しびれ

急に手足の麻痺やしびれが生じた場合は脳血管障害の可能性があります。早めに受診してください。


めまい

めまいには脳が原因で起こるものと耳が原因で起こるものがあります。めまいと片麻痺や、複視(物が二重にみえる)がある場合は早めに受診してください。


その他、「頭をうった。」など、どのような症状でも脳の病気が心配なときは受診してください。脳神経外科で治療が必要な場合は直ちに対応します。神経内科や耳鼻咽喉科で治療すべき病気の場合は専門科を紹介いたします。

治療している主な病気

脳卒中

クモ膜下出血、脳内出血、脳動静脈奇形、もやもや病、脳梗塞、頚動脈狭窄症。


腫瘍

脳腫瘍、脊髄腫瘍など。


外傷

頭部外傷、慢性硬膜下血腫、脊髄外傷など。


小児脳神経外科疾患

先天性水頭症、脊椎披裂。


てんかん

頭痛

片頭痛、緊張性頭痛など。三叉神経痛、舌咽神経痛など疼痛疾患。


中枢神経系感染症

脳膿瘍、硬膜下膿瘍など。


脊髄疾患

脊髄腫瘍、脊髄空洞症、脊髄動静脈奇形、脊椎管狭窄症。


脳の機能的疾患

顔面けいれん、正常圧水頭症など。


症状としては、頭痛、頸部痛、手足の麻痺、手足のしびれや痛み、けいれん、視力・視野障害、複視、聴力障害、耳鳴、嚥下障害、認知症、意識障害など、 さまざまなものが含まれます。このように守備範囲は広いのですが、他の診療科(神経内科脳卒中科眼科耳鼻咽喉科整形外科心療科循環器内科など)と密接に連携しつつ診療にあたっています。

特徴・特色

当科外来の診察医のほとんどが脳神経外科学会専門医の資格を有しており、かつ1人は日本脳神経血管内治療学会指導医の資格を持っています。脊髄の疾患に対しても積極的に治療をしています。また最新の診断機器(CT、3D-CT、MRI、MRA、 エコー、SPECT、DSA、3D-DSA)を駆使し、迅速かつ精確な診断を行える体制を整えています。

手術は、より良いQOL(quality of life)を目指して、顕微鏡手術、頭蓋底手術、CT定位手術、内視鏡手術、脳血管内手術などにより脳神経に可能な限り損傷を与えない低侵襲手術を行っています。

悪性脳腫瘍の治療は、現在行いうる最良の手術、放射線療法および化学・免疫療法を行っています。

専門外来

脳神経外科では手術が必要な疾患を中心に各専門医が診察しています。


脳血管障害の外科治療

脳動脈瘤、頸動脈狭窄症、頭蓋内バイパス術、脳出血、脳動静脈奇形(月曜日〜金曜日午前)


脳血管内治療外来

脳動脈瘤コイル塞栓術、頸動脈ステント、動脈内血栓溶解術、硬膜動静脈奇形(水曜日・午前)


脳腫瘍外来

良性脳腫瘍の外科、悪性脳腫瘍の外科的治療・化学療法・放射線療法(月曜日〜金曜日・午前)


脊髄・脊椎外来

脊髄腫瘍、頸椎症、腰椎症の外科手術(月曜日・午前)


脳脊髄液漏出症(火曜日・午前)

その他の疾患(頭部外傷・水頭症・慢性硬膜下血腫など)については毎日受け付けていますができるだけ午前中に受診してください。もちろん救急疾患は24時間体制で診療いたします。

診療実績

平成21年以降、当科の手術件数は以前より大きく増加しています。特に脳血管内手術は年間約100例施行しています。最近は神経内視鏡手術、脊髄刺激療法や低髄液圧症候群に対する治療も積極的に行っています。

川崎医科大学脳神経外科手術件数の推移


2015年 手術内訳(手術総数:341件)
    • 1.脳腫瘍    28件
         (摘出術20件、生検術8件)
    • 2.脳血管障害  64件
      • 破裂動脈瘤     10件
      • 未破裂動脈瘤    4件
      • AVM          3件
      • CEA          13件
      • bypass        18件
      • 内視鏡的脳内血腫除去術  10件
      • 開頭血腫除去術    3件
      • 外滅圧術        2件
      • その他          1件
    • 3.外傷     70件
      • 急性硬膜外血腫    4件
      • 急性硬膜下血腫    9件
      • 減圧開頭術       1件
      • 慢性硬膜下血腫    56件
    • 4.奇形             1件
    • 5.水頭症:シャント      17件
    • 6.脊髄・脊椎手術      11件
    • 7.脳神経減圧術        2件
    • 8.脊髄頑痛に対する手術  6件
    • 9.血管内手術         92件
      • 脳動脈瘤塞栓術
          破裂動脈瘤   23件
          未破裂動脈瘤  8件
      • AVM/dural AVF塞栓術   15件
      • 閉塞性脳血管障害      37件
              (うちステント使用例12件)
      • 腫瘍閉塞術、その他     1件
    • 10.その他           50件