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作業療法部門

更新 : 平成28年3月7日

業務概要


作業療法(OT)とは、身体又は精神に障害のある患者さんまたはそれが予測される患者さんに対して、主体的な生活の獲得を図るために、諸機能の回復、維持、および開発を促す作業を用いて、治療、指導、ならびに援助を行います。

OTは、心身に障害を持った患者さんに応用動作能力や社会適応能力の獲得を目的に、作業を用いて以下のようなアプローチをします。

  1. 身体機能の改善・維持
  2. 心身機能、心理面の回復と活性化
  3. 乳幼児の運動・精神発達の促進
  4. 日常生活活動の改善
  5. 職業復帰の準備
  6. 義手や手の装具などの開発と適合
  7. 障害を補う工夫品の開発と適合
  8. 趣味の開発など生きがいづくり
  9. 家屋改造など住環境整備の指導

OTを行う対象疾患は、以下の通りです。

  • 身体障害者・高齢者・小児・精神障害・その他
  • 脳血管障害、その他の脳疾患(頭部外傷、脳炎など)
  • 脊髄損傷、その他の脊髄損傷(二分脊髄など)
  • 人工関節(変形性関節症)
  • 関節リウマチ、その他の骨・関節疾患(外傷)
  • 切断(上肢、下肢)、手の外科
  • 神経および筋疾患(筋ジストロフィー、パーキンソン病など)
  • 脳性麻痺
  • 二分脊
  • 精神障害(神経症、統合失調症)
  • 悪性腫瘍の治療中
  • 熱傷 など

特徴・特色

回復期リハビリテーション病棟の患者さんや、大学病院での疾患の初期治療の必要な患者さん、外来の患者さんを治療します。年齢層も小児から高齢者までさまざまで、障害も多岐に渡り、最新・最高の治療を実施しております。

平成14年度より高次脳機能障害支援普及事業の岡山県拠点病院として、高次脳機能障害者へのそれぞれの状態に応じた適切な治療の提供をはじめ、地域との連携・調整を行う役割などを担っております。

主な検査などの紹介

上肢機能検査として簡易上肢機能検査STEF(Simple Test for Evaluation Hand Function)、MFT(Manual Function Test)などがあります。

高次機能検査では、記憶障害の検査としてリバーミード行動記憶検査、ウエスクラー記憶検査WMS−R(Wechsler Memory Scale-Revised)など、注意障害の検査として標準注意力検査CAT(Clinical Assessment for Attention)など、遂行機能障害の検査としてBADS(Behavioural assessment of the dysexecutive syndrome)など、知能検査としてWAIS−III(Wechsler adult Intelligence Scale-Third Edition)などがあります。

小児の検査では、日本版ミラースクリーニング検査、グッドイナフ人物画知能検査、KID乳幼児検査などがあります。


主な医療機器・設備の紹介

作業療法室で特徴的な設備としては、日常生活の練習を行う畳の部屋や浴室、台所があります。また、機能改善の為の治療として用いる各種木工の道具を整えた木工室があります。

医療機器としては、重度障害者用意思伝達装置(スイッチ操作のみで文書や音声による意志伝達を可能にするシステム)、パソコン(職業復帰訓練用パソコン)、昇降式システムキッチン(調理台や棚の高さが体型に合わせて自由に変えることが可能)、小児用感覚統合用具(ボールプール・前後左右回転するブランコ)などがあります。


診療・検査などの実績

作業療法の部門では急性期治療から日常生活動作の自立などを目標に病院全科より依頼を受け、リハビリテーション科医の指示により、治療を実施しております。


実習生の受入れと教育

職業人としての基本的態度、作業療法の基本的知識・技能を習得することや、病院の組織と機能および管理運営を学ぶ場として、川崎リハビリテーション学院川崎医療福祉大学リハビリテーション学科の作業療法専攻学生に提供しています。卒業前に実施される臨床場面での実習指導は当院の専従作業療法士が行っています。また、その前段階での評価実習の受け入れも行っています。

川崎医療福祉大学、川崎リハビリテーション学院の実習生の長期臨床実習を受け入れております。