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言語聴覚療法部門

更新 : 平成28年3月7日

業務概要

言語聴覚療法(ST)とは、ことばによるコミュニケーションの問題に対して、評価、治療を行います。具体的には失語症、高次脳機能障害、言語発達遅滞、聴覚障害、機能性構音障害、運動障害性構音障害、器質性構音障害、音声障害、吃音など、小児から高齢者まで幅広く、障害の種類も多岐に渡ります。私たち言語聴覚士は、このような問題の本質や発現メカニズムを明らかにし、対処法を見出すために検査・評価を実施し、必要に応じて訓練、指導、助言、その他の援助を行っています。

特徴・特色

小児から高齢者まで、そして急性期から外来の患者さんのコミュニケーション障害全般に対応しております。

平成14年度より高次脳機能障害支援普及事業の岡山県拠点病院に指定され、地域と連携体制を確立するための中枢機関としての役割を果たすよう努力しています。平成16年度からは、リハビリテーション科外来にて高次脳外来が開設されました。言語聴覚士は、高次脳機能外来に来られた患者さんに対して、リハビリテーション科医からの指示に基づいて、評価、訓練を行っています。併行して、高次脳機能障害者当事者のグループワークや、家族支援も実施しています。

脳卒中の患者さんにもStroke unitの一員とし、早期にかかわり、摂食・嚥下の問題に対応しています。また、リハビリテーションをすすめるにあたり問題となる注意障害、遂行機能障害、記憶障害に対しても評価・訓練を行っています。

言語聴覚士の3名が日本摂食・嚥下リハビリテーション学会の認定資格を取得しています。

また、川崎医療福祉大学にはそれぞれの言語聴覚療法に関する専門家が在籍しており、併任として病院に勤務しており、さらに情報交換の場として症例検討会を行い、臨床技術の向上に努めています。

主な検査などの紹介

失語症の検査として、SLTA、WABを使用して失語症のタイプや重症度などの症状を分析します。高次脳機能障害の記憶検査としては、WMS−Rや日本版リバーミード、注意検査として、かな拾いテストなど、遂行機能検査として、Wisconsin card sorting testやBADS、知的機能検査はWAIS−Rや日本版レーヴン色彩マトリシス検査、小児の知的機能検査は、田中ビネーやWISC−III他、言語発達検査は、ITPA、PVT、発達検査では、新版K式等、障害に応じた検査を実施しています。


実習生の受入れと教育

川崎医療福祉大学感覚矯正学科言語聴覚専攻の実習生を対象に実習の受け入れを行っています。3年生の学内実習では、見学実習、治療実習を大学職員と一緒に病院職員も対応しています。また、4年生の学外実習も必要に応じて対応しています。外部からの研修・見学も適宜対応しています。