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地域リハビリテーション推進事業

地域リハビリテーション推進事業(岡山県)の県支援センター

平成16年度から、当事業(岡山県)の県支援センターとなりました。岡山県健康対策課のご協力によって、この事業を発展的に進めていきます。

地域リハビリテーションとは?

リハビリテーションとは?

不幸にして障害を持つことになってしまった方々や高齢のために寝たきり状態となる危険性の高い方々にとっては、疾病や外傷の早期から身体機能や精神機能の悪化を防ぐことが重要です。疾病による安静に伴う二次的な障害は「廃用症候群」と呼ばれ、医師や看護師は障害をできる限り少なくするために、安静が必要な時期から十分な配慮を行います。療法士によるベッドサイドでの機能訓練も、早期から開始します。

疾患が安定期に入ると、リハビリテーションセンターでの療法士による積極的な機能訓練が行われ、機能の回復と日常生活動作の自立を支援します。機能が一定の状態に到達できると、在宅生活に戻れるように家屋を設定し、身体障害者手帳の取得や介護保険の手続きを行います。これらの一連の過程は、「医学的リハビリテーション(リハビリテーション医療)」と呼ばれます。

障害が重度の場合には、在宅において満足できる生活を行うために、生活介護や生活の場での機能訓練、その他の福祉サービスが必要となります。これを「社会的リハビリテーション」と呼びます。

また、復職や就職のためには職業に関する相談や職業能力の判定、職業訓練、職業斡旋などの「職業的リハビリテーション」が必要です。

小児の場合には、障害があっても教育を受ける機会が均等に与えられます。障害の種類と程度に応じて、最も適した教育方法が与えられるべきで、そのためには障害の判定と相談が必要です。これを「教育的リハビリテーション」と呼びます。

これらの医療と福祉の関与するすべての過程を総称して、リハビリテーションと呼んでいます。機能訓練は、これらの過程の中核を成していますが、その目的は「社会復帰と自立の援助、社会生活支援」にあることを忘れてはなりません。

地域リハビリテーションの意味するもの

障害者や高齢者が寝たきり状態となることを予防するためには、医療と福祉の両方の側面からのリハビリテーションが重要です。しかし、すべての方々が理想的なリハビリテーションを受けているかどうかを考えますと、必ずしも良好な状況とは言えません。障害者の生活する居住地域に較差があったり、生活環境や習慣、考え方も異なるために、満足できるリハビリテーションを受けていない方々も少なくはありません。

そこで、すべての住民が平等に適切なリハビリテーションを受けられるよう配慮することが重要です。 そのためには一人の医師や療法士、ひとつの病院や福祉施設が単独で頑張るのではなく、広い地域の全体で方策を検討し、事業として推進することが重要です。これを「地域リハビリテーション」と呼びます。 具体的には、国や県の積極的な参加が不可欠であり、多くの専門家による組織を構成して遂行する必要性があります。わが国では「地域リハビリテーション推進事業」として厚生労働省が各県に 呼びかけして、平成10年にスタートしています。

地域リハビリテーションの目的は、障害を持つ方々や高齢者が寝たきり状態となることを予防し、住み慣れた地域において、生き生きとした生活を送ることです。そのためには、高齢者の状態に応じた適切なリハビリテーションの提供が重要です。また、保健・医療・福祉などの関係者のみならず、ボランティアをはじめとする居住地域における住民の参画を推進していくことが重要です。

英語ではCommunity based rehabilitation (地域にねざしたリハビリテーション)と呼ばれ、CBRという略称が使用されています。

事業の概要

岡山県の体制

当事業を円滑に推進するために、各都道府県に「都道府県リハビリテーション協議会」が設置されています。この会議では、地域リハビリテーションの担当機関との円滑な連携のもとに、障害を持つ人々や高齢者に対して、それぞれの状態に応じた適切なリハビリテーションが提供されるための検討を行っています。

各都道府県には、ひとつの「県支援センター」が設置されています。岡山県では、平成13年6月から岡山県健康づくり財団が担当し、地域リハビリテーション研修会の開催ならびにリハビリテーション資源の調査が行われましたが、平成16年4月からは当院が担当となりました。県支援センターは、県内の9保健圏域ごとに設置されている「地域リハビリテーション広域支援センター」への支援を行うとともに、リハビリテーション資源の調査・研究、関係団体や医療機関との連携・調整を行う役割を担っています。

地域リハビリテーションの推進

実施体制
地域リハビリテーション支援体制整備推進事業 実施体制図

県支援センターの役割と実績

支援事業の体制

当事業を円滑に推進するために、各都道府県に「都道府県リハビリテーション協議会」が設置されています。この会議では、地域リハビリテーションの担当機関との円滑な連携のもとに、障害を持つ人々や高齢者に対して、それぞれの状態に応じた適切なリハビリテーションが提供されるための検討を行っています。

各都道府県には、ひとつの「都道府県リハビリテーション支援センター」が設置されています。岡山県では、平成16年4月から当院が担当しています。県支援センターは、県内の9保健圏域ごとに設置されている「地域リハビリテーション広域支援センター」への支援を行うとともに、リハビリテーション資源の調査・研究、関係団体や医療機関との連携・調整を行う役割を担っています。

平成19年度の活動内容

H19. 5. 26、27 マッチングプラザ2007への参加(パネル出展)
H19. 6. 21 真庭地域 症例検討会へ参加
H19. 6. 29 井笠地域 広域支援センター第11回連絡協議会へ参加
H19. 7. 9 第1回  広域支援センター連絡会議
H19. 8. 29 地域リハビリテーション広域支援センター研修会
H19. 10. 24 包括支援センターワークショップ
H19. 11. 1 勝英地域リハビリテーション広域支援センター講演会へ講師派遣
H19. 12. 13 高梁地域リハビリテーション研修会へ講師派遣
H20. 1. 20 岡山県支援センター講演会 開催
H20. 1. 30 新見市介護予防研修会へ講師派遣
H20. 3. 17 第2回  広域支援センター連絡会議
H20. 3. 22 東備地域リハビリテーション広域支援センター研修会へ講師派遣
H20. 3. 26 勝英地域リハビリテーション広域支援センター講演会へ講師派遣

9つの広域支援センターの役割と活動内容

事業の内容

  1. 地域住民のための相談窓口の開設
    (身体障害者福祉法・介護保険法などの紹介、介護の具体的技術指導、など)
  2. テクノエイドの実施(介護機器・福祉用具・住宅改造などの情報提供)
  3. 各保健圏域における連絡協議会の設置
  4. 保健所との連携
  5. リハビリテーション従事者に対する高度で専門性の高い研修会の実施
  6. 地域における関係団体や家族の会などの支援

センター一覧

≪圏域センター・指定施設名≫

岡山広域支援センター : 岡山リハビリテーション病院
東備広域支援センター : 北川病院
倉敷広域支援センター : 倉敷リハビリテーション病院
井笠広域支援センター : 井原市民病院
高梁広域支援センター : 高梁中央病院
新見広域支援センター : 渡辺病院
真庭広域支援センター : 湯原温泉病院
津山広域支援センター : 津山中央病院
勝英広域支援センター : さとう記念病院

広域支援センター連絡会議(岡山県)

会議の意義と内容

当事業で最も重要なことは、医療機関と福祉施設、保健所の連携が密に行われることにあります。「広域支援センター連絡会議」は、岡山県内の9つの保健圏域に設置されている「地域リハビリテーション広域支援センター」が抱えている問題を討議し、連携を取りやすいように方策を考えるための会議です。各圏域で実施される内容の素晴らしい点を他の圏域に還元することは、障害者への支援を行う手助けともなります。

会議は、年間に2回の開催を予定しています。各広域支援センターの代表者、保健所の代表者、岡山県庁の担当者、県支援センターの担当者などによって構成されています。

講習会のお知らせ

岡山県支援センター地域リハビリテーション公開講座
講演内容 ≪テーマ≫「脳卒中とその予防」
≪講師≫
  川崎医科大学附属病院 脳卒中科 部長  木村和美
  川崎医科大学附属病院 栄養部 主任  堀尾佳子
  川崎医科大学附属病院  看護師長  土師エリ
  川崎医療福祉大学 健康体育学科 准教授  文谷知明
日時 平成20年10月29日(水)13:30〜15:40
場所 川崎医科大学現代医学教育博物館  3階小講堂
定員 150名
備考 入場無料
駐車場は、病院駐車場をご利用ください。当日、会場受付にて駐車サービス券をお渡しいたします。
お問合せ先

≪事務局≫
  〒701-0192 岡山県倉敷市松島577
  川崎医科大学附属病院 リハビリテーションセンター
  TEL: 086-462-1111(代表) 内線:81135 (楢原)・24105 (金谷)
  FAX: 086-462-7897
  chiiki-reha@med.kawasaki-m.ac.jp

※お問合せは、メールかFAXにてお願いします。

Q&Aのコーナー

Q1.在宅にいる高齢者の介護について、悩みの相談を行いたいのですが・・・

お近くの地域リハビリテーション広域支援センターの相談窓口を尋ねるか、お電話してください。介護保険の指導などを適切に受けることができます。

Q2.障害者のために自宅を改造し、福祉用具をそろえたいのですが・・・

近くの地域リハビリテーション広域支援センターで「テクノエイドについて相談したい」とおっしゃってください。在宅介護支援センターや介護保険の利用法についてアドバイスを受けることができます。

Q3.私は介護士ですが、介護方法について詳しく教えて欲しいのですが・・・

県リハビリテーション支援センターが講習会を企画しています。どうぞ、ご遠慮なくお問合わせください。もっと早く、かつ具体的に指導を希望されている場合には、地域リハビリテーション広域支援センターにお問合わせください。

Q4.家族が障害を持っていますが、十分なリハビリテーション医療を受けなかったのですが・・・

もう一度、医療でのリハビリテーションを受けることも可能です。地域リハビリテーション広域支援センターで、診断を受け直してください。