クラミジア肺炎

  1. クラミジア肺炎ってどんな病気?
  2. クラミジア肺炎の症状は?
  3. クラミジア肺炎の予防法は?
  4. 医療機関でクラミジア肺炎と診断されたら

1.クラミジア肺炎ってどんな病気?
Chlamydia pneumoniaeはヒトからヒトに経気道的に伝播し、肺炎,気管支炎,かぜ症候群などの呼吸器感染症をきたします。
抗体の保有率は小児期に上昇し、成人で約60%以上と高率です。
しかしこの抗体には感染防御の機能がなく、抗体保有者に何度でも感染することがあります。
この肺炎は市中肺炎の5〜10%を占めるとされ、高齢者に多く見られ、家族内感染や集団小流行を起こします。

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2.クラミジア肺炎の症状は?
感染
咳でまき散らされたつばの飛沫感染で人から人にうつる。
接触が密接な者の間で小規模にゆっくり広がる。
上気道の初感染病巣から下降して肺炎になることが多いが、血行性に肺炎になることもある。
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潜伏期
潜伏期間は3〜4週と考えられる。
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症状
長引く頑固な咳や軽いかぜ症状が主で、高熱などの激しい症状をきたすものは少ない。
自然に治ることもあるため、知らないうちに感染・治癒していることも多い。
高齢者では症状が重症化の傾向にある。
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確定診断
血清中の抗C.pneumoniae抗体を特異抗体測定キットで測り、ペア血清での有意な抗体価の上昇で診断する。
臨床所見のみから、マイコプラズマ,ウイルス,リケッチアや他のクラミジア感染による肺炎と鑑別するはの困難である。
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合併症
C.pneumoniaeの感染により気道の過敏性が高まり、気管支喘息や喘鳴として残ることがある。
また、動脈硬化,冠動脈疾患との関連も注目されている。

※注意!
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3.クラミジア肺炎の予防法は?
健康な成人では、感染しても発病する機会は10%程度と少ないのですが、実習で接する老人や小児、免疫の低下した人や呼吸器系の基礎疾患を持つ人にうつしてしまう可能性があるので注意しましょう。
普段から家族や身近な人の症状に気をつけて、家族内感染や流行が疑われた場合には、有症者がそろって検査や治療を受ける必要があります。

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4.医療機関でクラミジア肺炎と診断されたら
治療は、クラミジアに効果のあるマクロライド系,テトラサイクリン系の抗生物質を医師に指示に従い10日〜2週間ほど内服することになります。
学校保健法上、本疾患に関する出席停止の規定はありません。
基本的には受診した医療機関の指示に従って行動することになりますが、マスクをつけ、咳エチケットや手指衛生に気をつけながら登校することになると思われます。

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川崎医療短期大学
学生保健衛生管理委員会編