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放射線技術科−実習

放射線技術科

実習の特徴

 3年間を通じて、学内および川崎医科大学附属病院で多くの実験・実習を行い、実践的に知識・技術を習得できるようにカリキュラムを組んでいます。学内では、放射線の性質・特徴を理解し、放射線制御や測定および安全取扱いのための基礎技術を学ぶ基礎実験を行います。また、人体ファントム(模型)を利用した基本的検査技術を習得する基礎実習を行います。
 2年次後期および3年次前期に川崎医科大学附属病院を中心に行う臨床実習では、最先端医療機器を用いたより実践的な知識・技術と医療従事者としての心構えを学びます。

実習スケジュール

●臨床実習I:2年次後期(20週間)、臨床実習II:3年次前期(16週間)
 学内で履修した基礎的知識・技術を再確認し、さらに、臨床に則した実践的な幅広い知識・技術を習得することを目的としています。学外実習は川崎医科大学附属病院を中心とし、川崎医科大学総合医療センターや旭東病院でも行っています。
 臨床実習Iでは、学内の実習・実験を含めて10部門、1部門2週間(3日/週)を単位として、約5人の小グループでローテーションしながら基本的な実習を行います。臨床実習IIでは、8部門、1部門2週間(3日/週)を単位として、6〜7人の小グループでローテーションしながら応用実習を行います。

●診療画像技術学臨床実習I・II
【撮影・透視部門】
実習風景2 実習風景1  骨、胸部、腹部、乳房などの撮影ポジショニング(撮影体位)や撮影装置の取扱いについて学びます。また、食道・胃から大腸までの消化管全体にわたる透視方法や撮影手技について指導を受けます。

【CT部門】
実習風景4 実習風景3  CTの撮像原理や装置の構造を学び、断層像のできる仕組みについて学習します。CTでは、断層像から臓器の位置を判断できるよう、立体的な解剖学の知識が必要となります。また、二次元断層像から三次元画像への再構成や造影剤を用いた検査についても学びます。

【MRI部門】
実習風景14 実習風景13  MRIの撮像原理や装置の構造を学び、MR画像をつくりだす各種パルス系列とそれらの画像の特徴について学習します。MR画像と他の撮像方法によって撮られた画像との違いやMR検査の適応症例についても学びます。

【血管造影部門】
実習風景16 実習風景15  心臓カテーテル検査やDSAなどの血管造影検査の概要と撮影技術について学習します。さらに、IVR(インタベンショナルラジオロジー)の概要や手術中のX線撮影法についても学びます。

【短大部門】
実習風景8 実習風景7  学内における基礎実習として、無散瞳型眼底カメラを用いた眼底撮影と超音波装置による実習を行っています。いずれも最近の法令改正によって、診療放射線技師でも取り扱えるようになった業務です。

●放射線治療技術学臨床実習I・II
実習風景10 実習風景9  高エネルギー放射線を用いた治療を行うため、放射線が人体や細胞組織に与える影響について詳しく学びます。また、照射する放射線の線量計算法や、治療前に放射線を照射する範囲とその線量分布を計測する放射線治療計画などを学習します。実際に取り扱う装置は、直線加速器を利用したLINAC(リニアアクセラレータ)や遠隔治療装置のRALS(リモートアフターローディングシステム)、放射線治療計画装置などがあります。また、岡山旭東病院では、ロボット工学を応用した最先端の放射線治療装置であるサイバーナイフも実習しています。

●核医学検査技術学輪唱実習I・II
実習風景10 実習風景9  放射性同位元素(RI)を使用した検査や装置について学びます。RI検査は、γ線放出核種を人体へ投与し、病変や特定組織に集積させて、人体内部から放出されるγ線を計測して画像化します。したがって、X線撮影とは違い、病変部位の特定や機能検査を可能にします。また、放射性同位元素の取り扱いに関する放射線安全管理学についても学習します。最近は、PET(ポジトロン・エミッション・トモグラフィ)装置を使用した検査が、癌を特定する方法として注目をあびています。最新機器であるPET/CT(PETとCTを組み合わせた装置)検査についても実習を行っています。