| 後期臨床研修 研修プログラム(各科専門医プログラム)-形成外科・美容外科

研修プログラム(各科専門医プログラム)

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平成29年度に専門研修を開始する予定の研修医は下記をご覧ください。

プログラムの特色と研修医へのメッセージ

特色

当科は西日本ではもちろん、全国で最も早く開設された形成外科学教室の1つであり、臨床研修体制や診療体系、患者紹介体系などが十分に確立されています。当科の臨床治療体系は大きく4つの部門に分かれています。

まず第1の柱は、口唇裂、口蓋裂をはじめとする先天性外表異常に関する治療です。特に口唇裂、口蓋裂では専門外来を置き、歯科・口腔外科、言語治療、耳鼻咽喉科川崎医療福祉大学 保健看護学科別ウインドウなどとタイ・アップし、日本でも有数のチーム・アプローチを行い最新の治療内容を誇っています。患者さんは中国四国のみならず、関西方面や九州からも受診されています。

第2の柱は、マイクロサージャリーの部門で、これも国内で最も優れた内容を有する施設の1つです。指の再接着、足趾からの手指形成、顔面神経麻痺、リンパ管吻合、その他大きな組織の移植術などを行っています。また、耳鼻咽喉科歯科・口腔外科、外科との共同手術では、悪性腫瘍摘出術後の再建を行っています。

第3の柱は、新鮮外傷(熱傷、顔面外傷、顔面骨折)です。高度救命救急センターと協力の上、多数の症例を取り扱っています。

第4の柱は2003年7月から開設した美容外科の分野です。各種レーザー治療やケミカルピーリング、その他美容手術各種を行っています。

教室関連医局員数は約60名で、大学院生を含め教室に現在在籍しているのが10名、その他は関連病院に出向しています。当教室の特徴は、学問的なことに限らず、何事につけても自由な発言ができる気風というものがあり、教室の雰囲気も非常に明るくチームワークに富んでいることです。また、医局員も若く、多くがスポーツを愛し心技体の充実を目標にしています。

研修医の皆さんへ

多数の臨床症例の治療を通じてまず形成外科医として基本となる手技を修得し、そこからさらに専門技術の獲得ができるよう研修プログラムを組んでいます。形成外科はとかく手先が器用でないといけないように思われがちですが、想像力がありそれを医療に役立てようという意欲があれば、きっと形成外科医としての醍醐味を満喫できるものと思います。

研修プログラム

後期臨床研修(シニアレジデント)からは、形成外科専門医になるためのトレーニングを行います。日本形成外科学会専門医制度細則の項目に沿って、診断・治療・手術を経験します。また、関連病院をローテートし、大学病院では得られない症例についても修業します。シニアレジデントの期間中、本人の希望があれば他大学や他科へのローテートなども可能です。シニアレジデント終了後は、当科の講師になるか、関連病院に出向することになります。なお、大学院での基礎的研究、国内留学、国外留学などの進路についてもシニアレジデント期間中又は終了後に選択可能です。

研修実績

現在までに、アメリカ、テキサス州ガーベストンのテキサス大学(UTMB)へ創傷治癒の研究のため3人が、ハーバード大学形成外科へ1人が留学しました。その他、ドイツ、ニュージーランドを含め海外への留学者は開講以来8名、国内留学4名(北海道大学、岡山大学、長崎大学、福岡大学)を数えています。

また、海外からは中国、韓国、ハンガリー、イタリアなどからの留学生を受け入れました。

取得できる資格、経験できる症例、手技など

研修期間は、広い意味での外科医としての基礎的訓練の修得が主眼で、一般的検査診断法、無菌法、輸血、輸液などの全身管理、包帯法、基本的手術手技などが目標となります。形成外科の基本的研修としては、形成外科包帯法、医学写真、解剖、病理組織、皮膚切開法・縫合法、遊離植皮術、有茎弁植皮術、微小血管吻合、熱傷の治療、肥厚性瘢痕やケロイド治療などが含まれます。

研修4年目終了以降で日本形成外科学会専門医の取得が可能で、現在まで当教室の受験資格者は全員専門医認定試験に合格しています。