| 後期臨床研修 研修プログラム(各科専門医プログラム)-放射線科(画像診断)

研修プログラム(各科専門医プログラム)

放射線科(画像診断) 科オリジナルHPはこちら

平成30年度に専門研修を開始する予定の研修医は下記をご覧ください。

プログラムの特色と研修医へのメッセージ

特色

当科では単純X線、CT、MRIによる画像診断を行っており、診断技術・読影法・適応・画像所見の背景にある病理病態など、全身の疾患について幅広く研修することができます。画像読影はPACSによるモニター診断で、過去画像を含めて24時間、画像参照でき、効率の良い研修が可能です。中枢神経系・胸部・乳房・消化管・肝胆膵・泌尿生殖器系・血管系など、それぞれの専門分野に精通し、教育に対する強い熱意を持ったスタッフによる直接指導を受けることができます。特に肝臓の画像診断では世界基準での臨床・研究がなされています。一方で、外科的な要素を持つ画像映像下治療(interventional radiology:IVR)による低侵襲治療を行っており、生検、各種ドレナージなどの非血管系IVRと、血管造影の技術を応用した血管系IVR(血管内治療)による動脈瘤に対する寒栓術や悪性腫瘍に対する動注化学療法・塞栓療法などを行っています。また、外傷性出血に対する止血塞栓術により救急医療の重要な一翼も担っています。このように、当科ではいろいろな領域・タイプの放射線診療内容があり、自分の個性に合わせた進路を自由に選べる幅広いキャパシティーをもった診療科です。また、各診療科とのカンファレンスも定期的に行われ、全科の画像診断におけるコンサルタント的な役割を果たしており、このような医学的視野の広さは、放射線科専門医を目指す医師はもちろん、将来、他科の臨床医を目指す医師においても貴重な経験となります。

当科では、欧米スタイルの画像診断・IVRの拠点を目指していますが、大学病院として教育・診療・研究をバランス良く行うことを前提に、研修医に対しては優れた臨床医かつ医学研究指向の強い放射線科医の育成を基本的なコンセプトとしており、国内はもとより海外での学会発表や留学なども推奨しています。

研修プログラム

シニアレジデントとして6年間は研修可能です。さらに、3年間チーフレジデントとして勤務可能です。

1年目~3年目

当科スタッフの直接指導下で、単純X線写真、CT、MRIの読影診断及びIVR手技の修得など臨床能力の向上を図ります。まずは全身を診ることができる放射線科医としての能力を確立することを目指します。読影トレーニングはオンラインレポーティングシステムを使って、指導医のダブルチェック体制で行います。IVR手技も指導医の下で早くから行うことができます。この間に核医学診療部と放射線治療部をローテーションすることも可能です。3年間の研修後には放射線科専門医の取得が可能です。希望者には研究活動を行うことも推奨しています。国際的視野に立った研究指導の下、国際学会に参加して成果を発表し、海外研究者との交流や共同研究を行うこともできます。

4年目~5年目

放射線科専門医取得後、この2年間では、各臓器又はモダリティーによる専門性を持つべく、各人が興味を持った領域においてさらなる専門的研修を行います。希望により臨床各科への後期ローテーションも可能です。この2年間の研修が終了すれば放射線診断専門医試験の受験が可能となります。この研修2年目からは、大学院へ進学して学位を取得したり、国内/海外研究施設への留学も可能です。

研修実績

18名が当科でシニアレジテントを修了し、15名が大学院修了し学位を取得しています。また、親族の後継医として開業している先輩も多数おられます。当医局出身者は種々の疾患を広く勉強する機会があるため、一般的な開業にも適しています。その他、画像診断を本業とした独立放射線科医としての開業形態も一般化しつつあります。

取得できる資格、経験できる症例、手技など

放射線科医としての研修開始後3年で放射線科専門医(日本医学放射線学会)が取得可能であり、それに合格できる放射線診療基礎的知識の修得、画像診断、IVRの基礎的手技及び診断法を修得すること。放射線科専門医取得後さらに2年間の修練により放射線診断専門医(日本医学放射線学会)を取得可能であり、その間、画像診断・IVRを中心とした専門的研修を行います。これに加えて、IVR専門医やPET核医学認定医、マンモグラフィ読影認定医などの資格も取得可能です。

画像診断機器
  • MDCT 5台(64列CT 1台、16列CT 2台、4列CT 2台)
  • 1.5 TMRI 2台
  • 3TMRI 2台
  • DSA 2台
  • 心臓用DSA 1台
  • PET/CT 2台
読影件数
  • 単純写真 1,000件/月
  • 消化管透視 100件/月
  • 全身CT 2,500件/月
  • 全身MRI 1,200件/月
  • 血管造影・IVR 30件/月