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語学教室




准教授橋本 美香
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講師調子 和紀
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特任講師長谷川 真紀
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特任講師Raphael Hawkins
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 語学教室は現在、准教授1名、講師1名、特任講師2名、非常勤講師10名(英語:外国人講師6名、日本人講師2名)(日本語:日本人講師2名)の構成となっている。
 本学のカリキュラムポリシーでは、「良医」育成の方針の一つとして、語学力とコミュニケーション能力涵養が掲げられている。言語運用能力の育成にはアクティブラーニングの手法が必要不可欠である。また、これにより、コミュニケーション能力の涵養も期待できる。そのため、語学教室ではアクティブラーニングを実施している。
英語分野
 学年毎に全員が同一教室で講義を受ける大クラスでは、昨年度、1〜4年生を対象に、読解力とライティング基礎力の養成を図った。読解、ライティングともに各1名の教員が指導にあたり、前者では、英語で書かれた情報の正確な理解と語彙習得、後者では、文章構成の理解と、文章作成力習得に重点を置いた。一方、11クラス編成の小クラスでは、各クラス約10名で授業を実施した。1〜3年生を対象に、読解とライティングの応用力を図ると同時に、1〜2年生の発表能力、3年生の討議能力の向上を目指した。上記により、英語による情報処理や、発信の土台を築くことができた。
 その一方で、論文読解や執筆に必要な基礎力の不足を感じる学生が多く、「読む」「書く」力の向上が課題となっている。これらの伸長には、個別の学習ニーズに即した適切なフィードバックが有効である。学習サイクル構築における建設的フィードバックの重要性は、平成28年度中国・四国地区大学教育研究会でも指摘されており、本学の英語教育でもその仕組み作りが必要である。
 また、日本医学英語教育学会によれば、近年、医学研究、医療技術開発の国際化により、医師、および医学研究者に、英語による「医学論文読解力」「研究発表能力」「討議能力」が求められるようになった。そのため、「読む」「書く」力を中心に、「話す」「聞く」を含む4技能の総合的な育成を目指す。
日本語分野
 初年次教育として大学生に必要な力を測定するために、「PROGテスト」を実施した。
 PROGテストは、知識を活用して問題解決する力を測定するリテラシーと、周囲の環境と良い関係を築く力を測定するものである。リテラシー要素では、情報を読み解くために必要な基礎的な言語処理能力、構想力が高く、一方で、日本語の運用に関する基礎的な能力である言語処理能力が他の能力に比べ、低くなっていることが明らかになった。
 大学入試センターが行った調査研究によれば、医学教育を考える上で注目すべき能力・資質として、「文章表現力」「文章要約」「読解力」「論理的思考力」「根拠のある批判」などが挙げられている。さらに、文部科学省は、読み、書き、話すことができる「コミュニケーションスキル」の他に、多様な情報を適正に判断し、効果的に活用する「情報リテラシー」、情報や知識を複眼的、論理的に分析し表現できる「論理的思考力」、問題を発見し、解決に必要な情報を収集・分析・整理し、その問題を確実に解決できる「問題解決能力」などが大学生にとって必要であるとしている。
 これらのことから、「情報リテラシー」「論理的思考力」「問題解決能力」を涵養するためにも、言語処理能力を向上させることが、必要であると考える。そのために、言語処理能力の向上が必要となろう。また、言語処理能力の向上は、本学のディプロマポリシーにある本学の建学の理念に基づいた「良医」を目指して絶えず自己研鑽を継続できる学生になるために必要な力の養成にもつながると考える。
英語
 研究分野は、医学生対象の英語教育である。昨年度は、効果的な動機づけに基づく英語学習促進のための意識調査を行った。その結果、良医の素地として、最新の医学情報把握や研究活動に耐えうる英語力が必要であるという認識が示され、「読む」「書く」を核とした英語力の伸長が重要課題であることが示唆された。上記結果を踏まえ、今後は、読解とアカデミックライティング能力向上により有効なプログラム構築のための研究を行う。
日本語
 研究分野は、日本語教育と中世文学である。日本語教育については、日本人学生対象の日本語力向上のための教育研究を行っている。現在、学生の語彙力についての共同研究を実施し、実態の把握と、語彙力を測定するためのテスト開発を行っている。これにより、学生の語彙力の客観的な測定を目指す。このテスト開発により、言語処理能力の一部である語彙力の伸長のための方策を考えたい。
 中世文学については、西行和歌を中心として研究している。現在、「コーパスを活用したテキスト校訂・解釈の研究」を行っている。具体的には、『西行物語』のコーパスを構築し、これを活用した本文改訂、解釈を目指している。
英語分野
 今年度より、すべての英語授業を、各クラス20名程度の6クラス編成で行う。これは、各学習者に、より的確で詳細なフィードバックを提供するためである。内容については、昨年度までの重点的な取り組みを発展させ、英語運用能力を総合的に伸長するプログラムを実践する。具体的には「インプット」から「アウトプット」へと連動する4技能を統合した言語活動をバランスよく取り入れ、本学学生に必要な「読む」・「聞く」力と「書く」・「話す」力を総合的に養成する。学年ごとの到達度目標と最終到達度目標とのつながりを重視するとともに、指導と評価の一体化を図る取り組みを目指す。
  • 1)良質なインプットのために
     リーディングでは、1・2年生は英語学習書、3・4年生は新聞・雑誌記事を用い、英語で書かれた情報を正確に理解することを目指す。読解力向上の一環として、語彙学習にも重点を置く。医学用語については、英文内における使用場面を意識し、効率的な語彙積み上げを図る。リスニングでは、1・2年生は英語学習書を基本に、3年生はニュース映像などを用い、内容理解だけでなく、内容に基づいた言語活動も行う。
  • 2) ライティング基礎力
     1年生はパラグラフライティングの基礎的知識、および300語程度の文章を書く力を養成する。2〜4年生は4〜5パラグラフから成るエッセイライティングにより、英語の文章構成の理解と、まとまった文章を書く力の養成を目指す。また1・2年生では、読んだ内容を要約する活動も行い、インプットとアウトプットの力を統合的に養成する。
  • 3) ライティング応用と発表能力
     2〜4年生を対象に、保健医療関連テーマを扱った文書を読んだ上で、獲得した情報やその分析内容をもとに、400〜500語程度のエッセイを書く力の養成を図る。また、書いたエッセイをもとに、スライドを作成し、4〜5分程度で発表する。指導過程では、「書く」・「話す」力の伸長を目指し、学生が作成した原稿に対し、各担当講師が内容面や文法面だけでなく、プレゼンテーション技法にもフィードバックを提供することで、「発信」力の強化を目指す。また、プレゼンテーション能力とともに必要となる質疑応答や、要約力を育成するための「サーキットスピーチ」を導入する。
     次年度以降は、医学教育の国際認証やカリキュラム改編を視野に入れ、本学の英語教育の在り方を検討する。一例として、自然科学・医療専門家との協働によるプログラム開発を検討している。
日本語分野
 今年度の方策として以下のことに努めたい。
  • 1) 言語処理能力の強化
     言語処理能力の向上ために、日本語の運用に関する基礎的な能力を確認し、拡充するための方策として、授業内で、語彙や言葉の係り受けに関する確認を行う。
  • 2) 情報リテラシーの強化
     情報リテラシーの強化のために、今年度の講義において、新聞を活用していくこととする。また、図書館のサイトを活用し、医学に関する情報検索を実践し、情報の量と質を確保することができることを目指す。
  • 3) 論理的思考力の強化
     論理的思考力の礎になるのは、読解力である、そのためには、論理的に書かれているものを読む必要がある。このため、論理的な文章を読むことを課すこととする。
  • 4) 問題解決力の強化
     問題解決力を養成するために、問題解決のプロセスを理解することが必要となる。このため、今年度の講義において、アクティブラーニングによる、学生の主体的な学習習慣の養成を目指す。
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