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衛生学教室




教授大槻 剛巳
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准教授西村 泰光
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講師吉留 敬
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講師武井 直子
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助教李 順姫
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助教仲本 博
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 2011年度から衛生公衆衛生学、予防医学、健康管理学、健康増進医学、中毒学等の社会医学系講義が「医学・医療と社会ユニット」として統合されて、第4学年に授業を行っていたが、2014年度からは、同じく第4学年に対して「環境社会医学ユニット」と「予防医学ユニット」として再編された。しかし2016年度からは「環境社会医学ユニット」を再び、「法医学ユニット」と「環境社会医学ユニット」に分割し、学生諸子に対して、科目の範疇をわかりやすくする努力をしている。
 これは、これまで別ユニットで担当されていた法医学領域の講義を、社会医学系に全体として統合すること、それに伴って我々の教室に毒性学専門の教員が新たに赴任することになったこと、そして、従来も講義コマ数として比較的大きな講義ユニットで、学期をまたがった科目だったので学期制の評価を重んじる本学としてはコマ配分などで苦慮する面が生じていたこと、そして、本邦全体としての臨床実習の強化の潮流に合わせて第4学年から臨床実習が開始されることによるカリキュラムの再編成等の理由による。
 衛生学教室としては、「環境社会医学ユニット」の中で、食品保健・環境保健・産業保健・感染症の授業を担当するとともに、「法医学ユニット」の法医学の授業とともに法医解剖見学を担当する。法医解剖見学については、岡山大学法医学分野のご協力を得て、岡山大学鹿田キャンパスの法医解剖室で行われる法医解剖の見学をさせていただく。なんといっても、実施されることを予め立てておくことが出来ない実習になるので、開始当初は学生・教員ともに若干の混乱が生じた可能性もあったが、可能なかぎり円滑に見学が行われるようにと実践している。なお法医学領域の講義については、岡山大学・香川大学・大阪市立大学および川崎医療福祉大学の先生方のご協力を得て、2015年度より、内容を刷新して教育を行う体制となった。快く依頼を受けてくださった学外の非常勤講師の先生方に謹んで御礼を述べたく思うとともに、学生諸子も緊張感を一層高めて受講してもらいたいと願っている。
 また「環境社会医学ユニット」では学外施設の見学・実習も実施し全教員がその引率にあたる。見学・実習では地域保健、感染症対策、疾病が原因で社会的あるいは政治的に弱者となった方々への施設、老人保健と福祉、労働衛生、健康増進対策などの観点から、百聞は一見に如かずの言葉通りに、現場を見学そして体験させていただき、将来医師になる者としての視点で見学・実習を行わせていただくことになる。既に、第3学年でほぼ臨床医学の履修も終了し、ほとんどの疾病の病態などを把握している上で、見学・実習を経験することにより疾病と社会との関わりについて、十分な理解と掌握が得られるようにと考えている。
 ほとんどの見学先では、個々の学生が異なったレポートテーマを与えられ、見学の感想とともに、レポートとして何らかのテーマについて、文献や情報を取得した上で、自らの考察を加えるという作業を行う。そして、その提出についても WEB上で行い、全員分が揃った段階で、WEBを介して見学先の施設の方々にも閲覧していただけるシステムを構築しており、こういった体験はe-Learningの実践としても有用ではないかと長年、対応している所である。
 e-Learningに関連して、関連3ユニットでは、期末試験、補充試験については、e-Testingを実施している。特に第4学年は、2学期にCBTを受験することになっているが、CBTの場合には、主に五者択一あるいは択二のような問題形式においてコンピューターでの回答形式であること、またコンピューターならではの問題に関連する画像などの提示もモニター上で閲覧することになることなどを考慮し、学内試験においても同様の経験をできるようにということで、我々は数年以上にわたってe-Testingを行っている。実際にはキーボードでの入力による筆記問題の出題も可能ではあるが入力スキルの個人差などを配慮し、また、CBT自体に筆記出題がないことも勘案して、社会医学系のe-Testingでは、五者択一あるいは択二の問題形式で出題している。ただ、CBTでは多数のプール問題から選択された問題が、個々の受験生で異なって出題されるが、科目試験の場合には、プール問題の設定は個々の学生の問題全体としての難易度の差が出てはいけないこともあって、実施できず全員が同じ問題を受験することにはなる。しかし、WEBで構築することのメリットとして、問題の出題順を個々の学生でランダムに設定することができる上、同じ問題でも選択肢の並び順もランダムに設定することが可能である。これによって、PCのモニター上で、隣に着席している学生と、同時に同じ問題に取り組むことも非常に稀な上、その状況でも選択肢の並び順は異なるという状況でのテストとなる。学年が始まる4月初旬の1コマを利用して、それぞれの見学、さらにe-Testingのオリエンテーションの時間を設け、学生も当惑なく対応できるように努めている。
 教室の学問領域に対応するこういった授業以外に、西村は第1学年の教養選択科目リベラル・アーツ1の中の「ワンダーサイエンス」の主任を務めるとともに第2学年の「ヒトの分子生物学2」で2コマを受け持っている。
 昨今ではflip teachingが種々の教育現場(特に大学教育)での話題でありトレンドとなってきているが、大槻の担当する枠で2015年度後半より実施し、2016年度に大槻が担当する領域についてはすべてflip teachingを実施した。教科書指定している科目の中で、将来的な国家試験関連の内容はすべてそこに記載されており、現状では時間的な制約もあって授業ではそれを読み上げるに留まらざるを得ない。それを打開する一つの方策である。そして、生授業のスライドなどの中で、その単元のテーマについて、より社会性の強いあるいは専門性の高い内容を届けることによって、10年、20年後に良医として行動を起こす種を巻いてみたいというものである。
  • ○昨年度の自己点検・評価と課題
    行った見学・実習(環境社会医学ないし法医学領域)は、それでも滞りなく実施できた。課題として、授業の内容で教科書記載内容に触れるしかない部分を、flip teachingで実施し、おおむね好評であった。
 環境免疫学として、繊維・粒子状物質の免疫影響ならびに健康増進住環境について研究を行っている。

  • ○昨年度の自己点検・評価と課題
    論文および学会発表ならびに特許申請などの産学官連携や知的財産管理に関連するような業績、さらに研究費取得についても、ほぼ目標に至っているとは考えられるが、全体に成果公表を2割増しで実施できればと考える。それには教室員個々人の努力が必須である。
 教育については、flip teachingを充実させ、次年度も円滑に行えるようにする。研究では論文ならびに著者業績を年度辺り、教室研究職人数と同等の数、発表する。
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