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リハビリテーション医学教室




教授椿原 彰夫
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教授花山 耕三
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准教授平岡 崇
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准教授目谷 浩通
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講師阿部 泰昌
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講師関 聰介
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講師山本 五弥子
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臨床助教豊泉 武志
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臨床助教吉原 大貴
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臨床助教安永 雅
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臨床助教近喰 由美子
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臨床助教小田 智聡
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臨床助教金丸 詩門
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臨床助教西谷 春彦
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 卒前教育の目的は、「一般臨床医を目指す学生にとって、知っておくべきリハビリテーション医学の知識と技能を習得させる」ことにある。臓器レベルの医学とは異なり、種々の疾患に生じる「障害」を扱う第3の医学であることを十分に理解させ、障害者を自立した生活能力へと導くことのできる判断力を養う。講義ではできる限り視聴覚メディアを利用し、障害の状況を文字だけの想像ではなく、実像として記憶させる。基本的な知識は教科書にて習得させ、実際の臨床場面にて問題となる点や今後の展望を十分に把握させる。
 臨床実習では、個別に症例を割り当て、診察、評価を行うとともに、各種機能訓練や看護の実際を見学するなど障害の評価・治療を概観する。担当症例については、総回診時のプレゼンテーション、症例レポート、最終日の症例検討などにより、その障害像及びその治療・アプローチ法について整理し、考察させる。更に、リハビリテーションの基礎となる診察法、評価法を習得するために、基礎的な小講義を行うのみでなく、実技試験を取り入れ、手技を定着させる。また、可能な範囲でリハビリテーション医療を広く学ぶことを目的とし、急性期のコンサルテーションあるいは生活期が中心となる外来診察の見学によって種々の治療相におけるリハビリテーションについて知ること、義肢装具外来の見学を通してその実際及び重要性について理解させること、嚥下障害に対する造影検査・内視鏡検査、電気診断について知ることを取り入れている。一方で、医学文献の抄読会に参加させ、最近のリハビリテーション医学の動向についても知るようにする。医師国家試験の出題基準にはリハビリテーション医学の知識や考え方が多く要求されるようになったため、これらのすべてが教育に網羅されることを視野に入れて、卒前教育内容を検討している。
 卒後教育は、臨床研修の必修化に基づいた2年間の前期研修とリハビリテーション医学の専門医を目指す医師への後期研修に分かれる。
 前者は臨床研修の2年目に選択肢の中からリハビリテーション科を選択したロテーターが対象となる。将来、どの診療科を志願する医師であってもリハビリテーション医学・医療の知識は非常に重要であり、急性期から回復期のリハビリテーション医学の必要性を認識できる絶好の機会となっている。当教室員と同様に症例を経験させ、身体障害ならびに高次脳機能障害の診断・評価・訓練処方・各種治療法に関する実地研修を行う。
 後者は卒後5年間の研修によって受験資格が得られる専門医試験の合格を目標とする。専門医は現段階では日本リハビリテーション医学会により認定されている。回復期リハビリテーション病棟での専従医はもとより、リハビリテーション医学の全範囲の基本を修めた医師に与えられる。臨床経験を積んだ医師には、希望によって大学院への進学と学位取得への道を開いている。また、国外への留学も積極的に推奨し、幅広い知識と技能・考え方を習得する機会を与えるよう努めている。
○昨年度の自己点検・評価と課題
 卒前教育について、学生の講義の理解度はまずまずであったと考えている。臨床実習では、内容が多いこともあり、担当症例の診察や機能訓練などの見学の際に十分踏み込んで理解されていない傾向が見られた。実技試験は有効であり、学生からも診療に役立ったとの声があった。今後さらに学生がリハビリテーション治療を深く理解できるよう改善につとめる予定である。卒後教育については、前期研修については4名が各1ヵ月の研修を行った。
 卒前教育の内容については、学生の達成度の評価を行うとともに、学生からのフィードバックを得て、改善効果を検証、さらなる改善につなげたい。卒後教育については、引き続き充実した研修をはかるととともに、教育方法の問題点、改善方法を考案していきたい。  
 研究分野は、神経系、筋骨格系が中心であり、生理学・病理学・運動学・運動生理学・リハビリテーション工学など、多岐にわたっている。生理学的研究は、主に生体の電気活動を中枢神経・末梢神経・筋障害についてとらえることによる、具体的には磁気刺激や電気刺激・筋電図計測などの手法を用いる。運動学・運動生理学的研究は、歩行をはじめとする種々の動作に関するもので、リハビリテーション工学研究者との共同により義肢装具・福祉機器の開発にもつながる研究である。さらに、嚥下運動、呼吸運動の画像解析、動作解析による動態研究を行っている。また、磁気刺激は治療にも用いられるが、その治療における骨格筋への影響など筋病理学からのアプローチも行っている。その他、リハビリテーション治療に必要な障害評価法の開発と機能予後予測など臨床研究に取り組んでいる。
 研究発表は、国際リハビリテーション医学会や国際臨床神経生理学会、日本リハビリテーション医学会、日本臨床神経生理学会、日本摂食・嚥下リハビリテーション学会、日本呼吸ケア・リハビリテーション学会などにて行う予定である。大学院研究としても遂行し、リハビリテーション関連の雑誌や神経生理学関連の雑誌への投稿を予定している。研究にあたっては過去の文献を含む詳細なプロトコールを作成し、倫理委員会での承認を得ることを指導している。また、研究後の自己評価報告を提出させ、次の実験計画への反省材料としている。
○昨年度の自己点検・評価と課題
 研究内容は年々充実している。新たな手法も取り入れられており、発表数もふえているが、まだ投稿論文数が少なく、今後の課題である。また、診療内容に関する臨床データの蓄積が不十分であり、改善が必要と考えられる。
 教育については、卒前の臨床実習で、診察手技の習得をひとつの柱として強化するとともに、見学であってもその理解度を高めるよう指導していき充実をはかる。卒後教育については、診療内容を十分に見直し、質の向上に努める。
 研究については、現在行われている研究を進め、成果を目に見える形で残していくとともに、臨床データを蓄積するシステムを考え、実行に移していく。また、電気刺激装置、磁気刺激装置、赤外線を用いた嚥下運動解析装置、呼吸運動解析装置などの機器の導入、応用を計画しており、新たなテーマに挑戦していく予定である。さらに、基礎医学教室ならびに関連性の高い臨床医学系教室との連携を深めることも重要である。
 今後も、臨床に根差した研究を行い、研究成果が明日の患者の治療に役立つことを目指したい。
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