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総合臨床医学教室




准教授楠 裕明
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准教授桑原 篤憲
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講師本多 啓介
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講師庵谷 千恵子
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講師山下 直人
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教育重点及び概要

総合臨床医学教室(総合診療科)は、現在の高齢社会に対応するため、医療と保健、福祉を統合させた地域包括医療の担い手となるプライマリ・ケアを志向した良医の育成を重点に臨床教育を行っている。また、臨床的には臨床推論などの論理的な思考を学び、診断のスペシャリストを目指す。
<卒前教育>
 専門各科が医学の各論を教育するのに対して、当教室は医療総論(医療の基本として必須である患者とのコミュニケーション、医療面接法、診療録の記載)、及び全人的・包括的医療を目指す総合臨床医学を教育する。第3学年における臨床実習 臨床実習へスムーズに進むことができるように、基本的臨床技能(患者との良好なコミュニケーションの構築、医療面接の実践、POS方式による診療録の記載等)の修得を目指した実習を行う。具体的には、導入としての基本的臨床技能の解説、学生同士が医師役と患者役を交互に演じるロールプレイ及び模擬患者が参加した医療面接と基本的身体診察の実習を行っている。第4学年における講義 第4学年2学期に地域医療学ユニットの中で、地域医療総論とともに、地域医療の担い手であるプライマリ・ケア医に必要な基本的な知識や技能、態度について講義を行っている。具体的な講義内容は地域包括医療学、臨床判断学、行動科学といったプライマリ・ケアの専門性に関する事項と、臨床倫理学、EBM、老年病学、ターミナルケアといったプライマリ・ケアの実践に必要な各科横断的テーマに関するものである。第5学年における臨床実習 平成23年度から地域医療機関の御協力で行っている地域医療実習の学内取りまとめをしている。また、平成24年度からは総合診療科外来での臨床実習を開始し、実際の患者と良好なコミュニケーションのもと医療面接や身体診察が実践できるように指導を行っている。さらに、Post Clinical Clerkship Objective Structured Clinical Examination(PCC OSCE)に対応すべく、医療面接から身体所見、鑑別診断の列挙までが行えるような臨床実習プログラムを設定している。
<卒後教育>
 プライマリ・ケア医になるための卒後教育(臨床研修)は2年間の初期臨床研修とその後の後期臨床研修とがある。初期臨床研修は平成16年度から必修化され、各科ローテーションによる幅広い研修を行う。初期研修及び後期研修において々發た巴杷塾蓮↓∪賁膕覆箸領氷イ箆携、心理的問題を持つ患者のマネジメント、す睥霄團吋◆⑤複数疾患を有する患者のマネジメントを修得することを目標としている。また、後期総合診療専門医研修では、以下の6つのコンピテンシーが求められている。

  • ① 人間中心の医療・ケア
  • ② 包括的統合アプローチ
  • ③ 連携重視のマネジメント
  • ④ 地域志向アプローチ
  • ⑤ 公益に資する職業規範
  • ⑥ 診療の場の多様性

○自己評価と反省
 卒前教育での基本的臨床技能の教育及びその成果をOSCEで評価する方法は、本学はわが国でも最も早くから行っている。しかし、この分野は日々進歩しており、改善に向けて努力を続ける必要がある。 卒後教育に関しては、現在岡山県全域と近隣の3県に分布する21の施設と連携した専門医研修プログラムを作成し、平成30年度から専攻医(後期研修医)の募集を開始する予定である。このプログラムは日本専門医機構の規定する総合診療専門医のカリキュラムを満たしており、研修終了後には専門医試験の受験資格が得られる。

研究分野及び主要研究テーマ

実際の臨床の場にフィードバック可能なプライマリ・ケアに関する臨床研究を行う。特に今後診療と教育の両面で重要度を増すと思われる外来診療の特徴に関する研究を中心課題とし、外来診療学の確立を目標とする。その領域としては、日常病の臨床疫学的研究および診療の質研究、行動科学的研究や医療倫理学的研究が主なものであるが、腹部不定愁訴の原因となる機能性消化管疾患もメインテーマとしており、超音波を用いた消化管運動機能検査によって、病態研究も行っている。

  1. 総診外来受診者の受療動向の研究
    • (1) 受診者の背景因子の解析
    • (2) 受療理由や紹介理由の解析
    • (3) 連携(病病、病診)のありかた
    • (4) 受診者の転帰
  2. 日常病の臨床疫学的研究および診療の質研究
  3. 機能性消化管疾患の疫学、病態、治療法
  4. 卒前・卒後医学教育
    • (1) 効果的な基本的臨床技能教育及び評価方法
    • (2) 模擬患者の養成
    • (3) OSCEと卒前 OSCEの実施方法とその評価法

○自己評価と反省
 これからの教室としての目標とテーマをさらに明確にして、臨床研究に取り組んでいく必要がある。

将来の改善方策

卒前教育面では、臨床医の基本である医療面接、身体診察及び診療録記載を第 3学年に導入部を実施し、以後学年が進むごとにレベルアップできるような各年次にわたる総合的な臨床技能教育プログラムの確立を目指したい。また、今後 OSCEに導入される基本的診察技能やPCC OSCEに対する準備は万全としたい。 研究面では、研究テーマと実行可能な研究計画、各自の分担を明確にしたうえで、今後も積極的に取り組んでいきたい。特に地域医療が中心となる専門医研修プログラムの間でも、リサーチマインドは常に持ち続けることが必要で有る。そのためには、専門医取得後に大学院に進学するコースを設定し、地域医療だけでは充足されない探究心や向上心を、学位取得によって満たされるよう配慮する。しかしながら、臨床研究や教育研究のいずれも、その遂行のためにはマンパワーが必須であり、有能な教室員の確保を図る必要がある。

 〒701-0192 岡山県倉敷市松島577 川崎医科大学 TEL086-462-1111

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