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検査診断学教室(病態解析)
検査診断学教室(内視鏡・超音波)




病態解析
教授通山 薫
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准教授北中 明
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講師辻岡 貴之
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講師末盛 晋一郎
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内視鏡・超音波
教授畠 二郎
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准教授眞部 紀明
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講師今村 祐志
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 臨床検査は患者由来の生体試料を調べる(検体検査)、あるいは患者自身がもつ生理学的情報を機械工学的に抽出する(生理機能検査)ことによって、患者の身体がおかれた病的状況を客観的に分析・評価・判断する手法・過程であり、現代医療の遂行のためになくてはならないプロセスである。検査診断学の教育では臨床検査の意義と方法についての理解を深め、適切で効果的・効率的な検査の用い方と結果の解釈について、講義および実習の場で指導する。
 当教室は病態解析部門と内視鏡・超音波部門の2部門から成っている。病態解析部門は主に検体検査診断を、内視鏡・超音波部門は主として形態学的診断を担当する部門である。医師国家試験においても画像診断領域に関する設問は著しい増加傾向にあり、また実際の臨床においても欠くことのできない診断手法となっていることから、これに関する理解を深め、適切な検査の選択と画像の解釈が行えるようになることは臨床医としての必須事項といえる。検査診断・輸血ユニット講義が主たる担当科目であるが、他に臨床系ブロック入門、腫瘍ユニットや画像診断ユニットにおいても当該領域の講義を担当している。

第4学年:ユニット講義(24回)
 検査診断学のユニット講義は以下の内容で行う。うち6回は輸血学の講義となっている。
  • 検査診断学総論
    • 1.臨床検査を軸にした医療の流れと各要所における検査の意義
    • 2.検査値の解釈(基準値と基準範囲、感度と特異度などの検査特性)
    • 3.検査値の生理的変動
    • 4.検体の適切な取り扱い方(採取法、抗凝固剤の選択、保存法と放置による変化)
  • 検査診断学各論
     臓器別・系統別の疾患・病態と関連検査を取り上げ、以下の区分に従って検査の意義、方法、結果と解釈について講義する(一般検査、血液学的検査、免疫血清学的検査、フローサイトメトリー、感染症検査、遺伝子検査、生化学検査、糖代謝検査、腹部超音波診断)。
  • 輸血学
     血液型と輸血の基礎から、輸血の実際と副作用まで輸血学全般を講義する。また造血幹細胞移植について理解を深める。
評価法:記述試験および選択肢試験による。

第4学年:臨床実習
 臨床実習IVは複合型の実習であるが、とくに午前中は中央検査部関連の実習が中核をなす。基本的なマニュアル検体検査の体験型実習、超音波検査の体験型実習、中央検査部各部門の見学を行う。
  • 基本的マニュアル検体検査実習
    • 1.末梢血塗抹標本のギムザ染色、白血球分類と骨髄像診断実習
    • 2.細菌のグラム染色
    • 3.血液型検査実習
  • 内視鏡・超音波検査部門実習
     内視鏡・超音波センターにおける検査業務を見学し、前処置から検査、診断の実際について学習し、講義で得た知識をより確実なものにする一方で、超音波検査の相互実習によりその基本的手技を習得し、正常臓器の画像を解析している。この超音波実習は他大学のそれに比較しても濃密かつ高レベルのものである。
  • 中央検査部各部門の見学
     検査部長および技師長指導のもとに中央検査部各部門を見学し、臨床検査システムから個々の検査についても理解を深める。とくに採血から検査結果報告までの一連の流れを見学することによって検体検査の実態を把握する。
評価法:実技評価、口頭試問による。

○昨年度の自己点検・評価と課題
 検査診断学・輸血医学は臨床横断的領域であるが、限られた講義時間内で最大限の効果を挙げるにはさらなる工夫が必要である。4年生が主な教育対象学年であるが、疾患別の講義ではなく検査値や画像からの視点による横断的な講義であること、また学生の到達度に個人差が大きいことから、各疾患の基本的概念を十分に学習していない学生にとっては十分な理解が得られなかった可能性がある。これらをいかに改善するかが課題であるが、当科目だけに特化した問題ではなく、その解決は必ずしも容易ではない。教科書の活用度合が教員によって多少異なる点も改善すべき課題である。
 臨床実習ではギムザ染色、グラム染色、腹部超音波検査などの実体験が好評で、教育効果を挙げている。
【病態解析部門】
  • 1.血液細胞の分化・活性化機構の解明
  • 2.造血障害、とくに骨髄異形成症候群(MDS)の病態と白血病化の分子機構の解明および疫学調査研究(厚生労働科学研究班研究に参画)
  • 3.血液検査診断学の開発研究と遺伝子診断研究
【内視鏡・超音波部門】
 内視鏡に関しては同センターを利用する各診療科の研究テーマを参照頂きたい。超音波に関しては既存の機器を用いて種々の臓器・疾患における新知見を発見するとともに、造影超音波や弾性評価法の各疾患への応用も試みている。さらに機器メーカーと共同で微細血流表示法など新しい機器やソフトの開発も行っている。

○昨年度の自己点検・評価と課題
 病態解析部門では大学院生に加えて、短大臨床検査科教員も研究に参加するかたちで、また研究補助員の協力を得て細胞分子生物学的研究を推進している。本学血液内科、国内外の研究施設や企業との共同研究も進行中である。内視鏡・超音波部門の場合は臨床研究が主体となることから外来業務に平行した研究となるが、学生のみならず研修医や他施設の医師・技師が当センターに数多く研修に来ており、これらの教育も同時に行っているため、研究面でややパワー不足である。
 各ユニット講義時間数が削減されていることから、重要点を強調する効率的な授業展開が必要となる。簡便な図を用いて基礎的事項の理解を向上させるとともに、画像は動画の比率を増すことにより各疾患の画像と立体解剖の理解を深めるようにする。今年度講義ではLENONシステムのさらなる活用を図る。また今年度は「医学研究への扉」を担当することになっており、研究の面白さを配属学生にうまく伝えることができるよう計画を進めている。
 研究面では、病態解析部門としてはユニークな細胞株をもっと活用して世界に発信し、大学院生2名および医療短大教員(博士課程2名)の研究・論文作成指導を加速させる。内視鏡・超音波部門においては、各種の新たな知見を学会等で発表すると同時に、さらに新しいソフトの開発を目指す。
 〒701-0192 岡山県倉敷市松島577 川崎医科大学 TEL086-462-1111

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