講師 堺 立也

 

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【略 歴】

1985年  大阪大学理学部生物学科卒業
1991年  京都大学大学院理学研究科生物物理学専攻満了
1992年  科学技術庁科学技術特別研究員
1995年  通産省工業技術院博士研究員
1998年  ヒューマンサイエンス振興財団リサーチレジデント
1998年  川崎医科大学微生物学教室助手(2007年より助教)
2014年〜 現職

【研究内容】

インフルエンザウイルスの感染行動解析

ウイルスは、細菌などに比べて非常に小さく単純な構造をしているため、運動や情報処理といった高次の活動は行えないとされてきた。しかし我々は、インフルエンザウイルスに原始的ではあるものの運動や情報処理の能力があることを見出している。またこれらの能力を使い、インフルエンザウイルスは細胞表面を動き回る(行動する)ことでより効率的に細胞に感染することをあきらかにしている。現在、この運動や情報処理の分子機構の解明、各種インフルエンザウイルスの感染行動の解析と分類(プロファイリング)をおこなっており、将来的にはプロファイリングによる新型ウイルスの出現予想や感染行動の制御によるウイルスベクターの開発などへ発展させたいと考えている。

【論 文】

1. Sakai, T. et al. Influenza A virus hemagglutinin and neuraminidase act as novel motile machinery.
Scientific Reports. 7, 45043; doi: 10.1038/srep45043 (2017).

2. Sakai, T. et al. Dual wavelength imaging allows analysis of membrane fusion of influenza virus inside cells.
Journal of Virology. 80:2013-2018 (2006).

3. Sakai, T. et al. Fatty acids on the A/USSR/77 influenza virus hemagglutinin facilitate the transition from hemifusion to fusion pore formation. Journal of Virology. 76:4603-4611 (2002).