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2016年度 TEACCHトピックセミナー

自閉症がいろいろなところで語られるようになって、彼らの文化を大切にしよう、彼らの立場から支援を考えよう、という人たちが増えてきました。「視覚支援」「構造化」「個別化」そんな言葉も当たり前のように耳にする今日このごろです。おりしも障害者差別解消法の施行とともに「合理的配慮」という言葉もあちこちで市民権を得始めています。そうした流れには「障害を障害のままにしない」ための支援の方向性がはっきりと打ち出されています。しかし、現実はどうなのか。制度が充実していく一方で、なんとなく漂うこの不安感、物足りなさは何なのか?今改めて「ほんものの支援」について考え、自分たちの支援を見直すことで、障害者支援の新しい方向性を確認する、そんなセミナーにしていきたいと思います。自閉症の人たちとその家族への支援に関わっている多くの人たちの参加を期待しています。

(川崎医療福祉大学 准教授 諏訪利明)

概要

テーマ

ほんものの支援とは

日 時 2017年3月25日(土) 受付 9:30〜 開会挨拶9:45〜16:30
2017年3月26日(日) 9:30〜12:30
会 場

川崎医療福祉大学 講義棟2F 2601教室 (→ 大学「交通アクセス」はこちら

  • 会場までは、公共交通機関をご利用ください。
    やむを得ない場合は、→ 川崎学園・職員用駐車場を使用することができます(有料/1時間100円)
  • 会場周辺(スーパー等)への違法駐車は絶対にお止めください。

1日め:3月25日(土)

講 演

3月25日(土) 10:00〜12:00

「あらゆる支援の基礎となるコミュニケーション支援-合理的配慮としての補助・代替コミュニケーション-」

講師:門 眞一郎 氏(京都市児童福祉センター)

シンポジウム

3月25日(土) 13:30〜16:30
「ほんものの支援とは」

これまで、障害のある人たちに対して良かれと思ってやってきたことが、結果として彼らに対して不幸な結果を生んでしまったということがありました。これからは、家族も含めて関わる側の価値観や思いを押しつけるのではなく、本人のニーズを的確に把握し、本人を主体とした根拠ある支援を展開していくことが重要だと思います。

まだ障害や療育・支援方法について分からないことがありますが、それでも以前から比べると多くのことが分かってきています。彼らが人生の最後においても幸せであるために、各ライフステージにおいてどのように支援を展開していけば良いのでしょうか。

各シンポジストに話題提供いただき、参加者全員で考えていきたいと思います。

(寺尾孝士)

コーディネーター:寺尾 孝士 (社会福祉法人栗山ゆりの会 ハローENJOY札幌供

シンポジスト

  1. 早期療育について : 河野友紀 (NPO法人岡山県自閉症児を育てる会 赤磐ぐんぐん)
                  古川恭子 (NPO法人岡山県自閉症児を育てる会 ぐんぐんぴっぴ)
  2. 強度行動障害の地域支援 :檜尾めぐみ (NPO法人発達障害サポートセンターピュア)
  3. 自閉症の方々の成人期の暮らしを支える :中野伊知郎 (社会福祉法人侑愛会 星が丘寮)

2日め:3月26日(日)

分科会

3月26日(日) 9:30〜11:30

第1分科会【就労を考える】

会場: 講義棟4F 4601教室

コーディネーター: 檜尾 めぐみ (NPO法人発達障害サポートセンター ピュア)

発表者  就労準備プログラムについて (予定)」 西村 大樹 (岡山県精神科医療センター)

発表者◆ 重度の人の就労支援(援助付き就労) 」 種村 祐太 (NPO法人発達障害者サポートセンター ピュア)

自閉症スペクトラムの方の就労上の課題は、仕事の技術の能力より、対人関係やコミュニケーションなど、仕事以外の能力でつまずいておられる方が多いといった現状があります。そして、安定した就労継続のためには、自立した日常生活の力も必要です。ご自身の得意不得意を理解するなど、就労するために必要なスキルに気づくための高機能自閉症スペクトラムの方に向けた就労準備プログラムや、知的障害の伴う自閉症スペクトラムの方の、構造化のアイデアを取り入れた援助付き就労の実際を、お二方に話題提供いただき、地域で自立して就労していくための支援について考えていきたいと思います。

(檜尾 めぐみ)

第2分科会【生活を考える】

会場: 講義棟4F 4602教室

コーディネーター: 中野伊知郎 (社会福祉法人侑愛会 星が丘寮)

発表者  暮らしの場としての施設から 」小林 勉 (社会福祉法人菜の花会 しもふさ学園 )

発表者◆ 地域の中での暮らしということ 」後藤 博行 (社会福祉法人横須賀たんぽぽの郷 わたげ)

知的障害の伴った自閉症の方々の生活支援の大きな目的は、一人ひとりが豊かな暮らしを営めるように支えていくことです。そのためには、生活という基盤をしっかりと構築することと同時に、それぞれにあった学習スタイルを獲得するための支援が重要なポイントになると思います。また、長期にわたる成人期は、ライフステージにおいても具体的な展望を持ち、一貫した支援を継続的に行うことが必要で、そのことを包括的に支えていくという視点が求められます。そこで、自閉症の方々の暮らし全般において当事者に寄り添った支援を実践されている、お二方に話題提供をいただき、知的障害の伴った自閉症の方々に対する「ほんものの支援」について考えていきたいと思います。

(中野 伊知郎)

第3分科会【教育を考える】

会場: 講義棟4F 4603教室

コーディネーター: 諏訪 利明 (川崎医療福祉大学)

発表者  自閉症教育の今までとこれからー現場実践をふまえてー 」野畑 光代 ( 京都府立向日が丘支援学校 )

発表者◆ 自閉症教育の適正化とその難しさ(仮) 」 石堂 裕子 ( 姫路市立書写養護学校 )

「教育は変わったのか」自閉症の子どもたちの特性が明らかになればなるほど、彼らの感じ方や理解の仕方が非常に独特であることが判明してきました。そうした彼らの学ぶ権利、育つ環境を保証する意味でも、自閉症の特性理解に基づいた教育の展開が重要なポイントであろうと思われます。生徒一人ひとりを見ていく視点に、さらに障害特性を考慮していく視点を加え、個別教育計画に反映していくことは、いわば「自閉症教育のための適正化」ともいえるかもしれません。今回お二人の先生をお招きして、教育現場では今どんなことが起きているのか、自閉症の教育をめぐるさまざまな試行錯誤を続けてこられたお二人の先生の実践を通して、自閉症教育について考えてみたいと思います。

(諏訪 利明)

総括(全体会)

11:30〜12:30

会場: 講義棟2F 2601教室

  • 各分科会コーディネーターからの内容報告
  • 閉会挨拶

お申し込みはこちら

対 象 自閉症の支援に関わる専門職の方、保護者、学生 等
参加費 8,000円(当日受付でお支払いください)
  • 両日料金のみとなります。
お申し込み方法

参加ご希望の方は、フォームから申し込みください。

→ TEACCHトピックセミナー申込フォーム 申し込みフォーム
  • 募集を締め切りました。参加ご希望の方は事務局までメールでお問い合わせください。
申込締切 2017年3月3日(金)まで
主 催 社会連携センターTEACCH Autism Program
お申し込み
お問い合わせ

川崎医療福祉大学 社会連携センターTEACCH Autism Program
セミナー事務局 (担当:医療福祉学科 講師 小田桐・下田)

〒701-0193 岡山県倉敷市松島288

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