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宮城県七ヶ浜ボランティア活動報告

2013/10/04

宮城県七ヶ浜活動報告

東北支援ボランティアをおこなうために、本学の学生10名・教員1名の合計11名が、9月12日〜16日までの期間、宮城県の七ヶ浜町に滞在しました。七ヶ浜町は、仙台から電車で20分ほどの距離にある松島の手前の風光明媚な半島の町ですが、震災で甚大な被害を受けました。

活動初日、現地到着後すぐに、現地のボランティアセンター(ボラセン)のスタッフの案内で、海岸線沿いの地震や津波で被害を受けた地域を視察しました。震災後、2年半経った今、大きな「がれき」が撤去され、田んぼから用地転換された畑に作物が育っているのを見て、人々の力により復興が進みつつあるのかと感じました。一方で、海岸に近い津波で流された住宅の跡地が建物の基礎だけ残して放置され、草が生い茂っているのを見ると、まだまだ本質的な復興には程遠いとも感じました。


宮城県七ヶ浜活動報告

2日目から、ボランティア活動を開始しました。1グループ目は、午前中に草刈り、午後から公園整備をおこないました。草刈りは、「被災した土地を政府に買い上げてもらうための整備の一環」、公園整備は「震災前に公園だった場所が仮設住宅の用地に使われているため、新しい公園を作って整備する必要がある」という意味があります。特に「草刈り」は、虫と花粉が飛び散る中で、2m以上の高さの草を草刈り機で刈って運ぶというハードな活動でした。

2グループ目は、仮設住宅の住人を対象としたPC教室の運営補助をおこないました。「孫と撮った写真をデスクトップの壁紙にしたい」「年賀状のための名簿を作りたい」などの要望に対して、雑談をしながらマンツーマンでPCの操作を教える活動です。通常のサロン活動よりも男性の出席が多かったのが印象的でした。雑談の中で震災の話があったり、写真整理の合間に津波直後の写真を見せてもらったりしました。

宮城県七ヶ浜活動報告

3日目の活動は、復興農園の整備でした。この日は、東京からのボランティアツアーの参加者、長野の社協の職員、長崎大学の大学生など総勢180人のボランティアが七ヶ浜のボラセンに集まりました。我々は、ボラセンのスタッフに頼まれ、受付など運営の手伝いもやりました。復興農園では、元気にはしゃぎ回る地元の小学生と交流しながら農園整備ができ、非常に有意義な活動となりました。

昼の活動が終わって宿に帰ったあとも、毎晩1時間半程度、反省会として、当日の活動で感じたことをレポートにまとめたり、4日目におこなうサロン活動の準備をおこなったりしました。今回のサロン活動では、「岡山の観光地や名物などを紹介し、宮城の観光地や名物などの情報を聞き出してお互いの文化についてわかりあう」ということをテーマに準備を進めました。岡山を出発する前に、岡山の名物や観光地の写真をとったり、きびだんごを準備したりしたのですが、現地に入ってからも、「いかに楽しく岡山を紹介できるか」について、毎晩、話し合いました。参加した学生も、自ら活動計画を立てるのがおもしろかったようで、積極的に議論に参加していました。この活動から、ボランティアにとって非常に重要な「自主性」が育まれているようでした。ボランティア活動を重ねていく中で、参加者の顔つきが日に日に良い方向に変わっていき、同時に、参加した学生メンバー同士も、とても仲良くなっていきました。

宮城県七ヶ浜活動報告

4日目に、サロン活動をおこないました。あいにくの雨で予想より参加者は少なかったのですが、メンバーが良い具合に個性を出し合あって、仮設住宅の住人の方々と楽しくお話ができました。きびだんごも、すごく喜んでもらえました。昼休みには、七ヶ浜によくボランティアに来ているプロのミュージシャンのミニライブを聞いたり、地元の漁協の方が大量に持ってきたカニをいただいたりしました。

4日目の活動終了後、現地のボラセンのスタッフの方と現地の仮設住宅に住んでいる方に解散式を開いていただきました。学生が皆、しっかりと今回の活動を総括し、感謝の気持ちを語ってくれて、引率教員として非常にうれしくもあり、また、頼もしくもありました。現地の方々に感謝の気持ちと激励の言葉をいただいたとき、目を潤ませている学生もいました。

5日目に岡山に戻る途中、台風18号で新幹線が止まってしまい、岡山到着が7時間遅れるアクシデントもありましたが、途中で体調を崩す者もなく、全員無事に岡山駅まで戻ってくることができました。

東北支援ボランティアでは、震災に遭った方々を励まそうとして東北に支援に向かいます。しかし、出会った人々と交流していく中で得られる「人と人との絆の強さ」とか「人の善意の暖かさ」に心が揺り動かされ、結果的に、自分が一杯の元気をもらって帰って来ることになります。支援は「継続する」ことが最も重要です。今後、私たちが東北の人達に対して何ができるかを意識しながら、本学ボランティアセンターの活動を進めていければと考えています。

ボランティアセンター 副センター長 福島康弘

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