オンデマンド講演会

オンデマンド講演会はYouTubeにて限定公開で配信中です。お問い合わせがございました方へ動画URLをお送りいたします。ご視聴を希望される方は下記のメールアドレスまでご連絡ください。
なお本会の性質上、講演動画の配信は川崎医学会会員に限りますことご了承ください。
川崎医学会講演会:
kouenkai@med.kawasaki-m.ac.jp

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医学会講演会のお知らせ

第534回川崎医学会講演会

日 時 令和6年5月15日(水)18:00
場 所 総合医療センター5階 カンファレンス室1
座 長 山辻 知樹
演 題 「消化器内視鏡検査・治療中に考えていること、
その先に見えたもの」
演 者 群馬大学大学院医学系研究科
消化器・肝臓内科学 主任教授
浦岡 俊夫 先生

 消化器内視鏡検査・治療中に医師が考えることは多岐にわたり、患者の症状や病変の評価、手技の精度、安全性確保などが挙げられます。これらの前提には、十分な技術的な準備と患者やメディカルスタッフとのコミュニケーションが欠かせません。その先に見える未来は、医療の進歩に伴うより今より良い内視鏡診療の提供と挑戦です。本講演では、演者の視点から見た内視鏡検査・治療の意義と将来について探ります。

※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は5月8日(水)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。

※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。

第533回川崎医学会講演会

日 時 令和6年5月15日(水) 17:00
場 所 総合医療センター5階 カンファレンス室1
座 長 瀧川 奈義夫
演 題 「EGFR遺伝子変異陽性肺がんの個別化医療」
演 者 京都府立医科大学
大学院医学研究科 呼吸器内科学 准教授
山田 忠明 先生

 進行肺がんにおける分子標的薬の登場は患者の予後改善に貢献したが、根治は困難である。我々はEGFR遺伝子変異陽性肺がん(EGFR肺がん)を対象に、AXLシグナルの活性化が治療抵抗性に関与することを明らかにした。AXL高発現のEGFR肺がん細胞では、EGFR阻害薬の感受性が低く、AXL阻害薬との初期併用は細胞生存を抑制した。これらの成果を基に、現在、国内治験が進行中であり、EGFR肺がんの“初期治療の個別化”に関する臨床応用が期待されている。

※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は5月8日(水)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。

※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。

第532回川崎医学会講演会

日 時 令和6年5月21日(火)16:00~17:00
場 所 図書館小講堂
座 長 加来 浩平
演 題 「Emerging role of mRNA modifications in regulating metabolism」
演 者 Rohit N. Kulkarni先生
Professor of Medicine, Harvard Medical School,
Senior Investigator, Joslin Diabetes Center

The burden of diabetes and obesity is increasing worldwide and health care costs continue to increase to enable a better quality of life for individuals suffering from complications of metabolic diseases. A majority of studies undertaken to investigate the pathophysiology of insulin resistance and beta cell dysfunction have focused on alterations in DNA and protein for gaining insights into epigenetics pathways. This talk will focus on providing examples to fill the gap in our knowledge in the context of the significance of RNA and its modifications (epitranscriptomics) in the regulation of metabolic tissues such as adipose, liver and islet cells.

※総合医療センターにてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 5月14日(火)までに医学会講演会HPの予約フォームよりご予約ください。

※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。

第531回川崎医学会講演会

日 時 令和6年4月26日(金) 18:00~19:00
場 所 総合医療センター5階 カンファレンス室1
座 長 猶本 良夫
演 題 「直腸癌に対する肛門温存術とストーマ」
演 者 医療法人社団高邦会高木病院
副院長、大腸肛門センター長、地域医療連携センター長
赤木 由人 先生

 直腸は肛門縁から10㎝くらいの消化管最終の部分です。直腸上部では間膜という脂肪組織が存在し、その中を脈管が走行し最外側を薄い固有筋膜が包んでいます。直腸下部では括約筋(平滑筋と横紋筋)が直腸を取り巻いています。また、その外側の骨盤壁には自律神経が存在しています。直腸癌の手術はそれらの筋膜、神経、筋層に損傷を与えずに根治性が求められています。今回は自身が行ってきた手術を、過去から学んだことを踏まえて紹介させていただきます。

※川崎医科大学にてTV会議システムを介して参加をご希望される方は 4月19日(金)までに総合医療センター中央教員秘書室(内線:85141)までご連絡ください。

※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせ下さい。

FD(大学院FD)会・第500回医学会講演会

日 時 2022年4月15日~2022年6月30日
(ポータルサイトを通じた動画視聴)
演 題 「臨床医のための医学論文の書き方に関するFD(大学院FD)会」
演 者 消化器外科学 教授 
藤原 由規 先生

 近年のインターネット社会の発展により、医学論文もネットを通じて投稿される機会がほとんどとなりました。また、従来のDHL等の投稿より時間短縮され、審査も迅速となり採択の可否も短時間で受け取りことが可能となった一方で、情報の氾濫のためか正しい医学論文の書き方をLectureした本、雑誌が少なく、これが若い先生方のハザードとなっているのが現状のように思えます。今回、私がReviewした論文の経験から、正しい医学論文の書き方および方法論を講演いたします。
 今回の講演内容は、臨床データの考え方:前向き研究と後ろ向き研究、論文の骨格と構成についての説明、医学統計に関する基本的な考え方など、何冊かの本を基本として説明いたします。主に英語論文の書き方の説明になるとは思いますが、日本語論文を考えている先生にも十分に活用できるような説明にしたいと考えています。今回のLectureが若い先生方の論文作成の手助けになれば幸いです。

※大学院生で講義として受講する場合は必ず教務課(大学院)へ問い合わせてください。

※医大図書館にてDVDの貸出しを行っています。