川崎医科大学附属川崎病院  前島伸一郎
(平成18年度 受賞者)

採択御礼!

 このたびは平成18年度(財)川崎医学・医療福祉学振興会教育研究助成にご採択いただき有り難うございました。おかげさまで、研究は順調に進み、論文掲載まであと一歩の運びとなりました。
 今回、私は「高齢者における展望的記憶の臨床的研究」というテーマで、教育研究助成を頂戴しました。“展望的記憶”というのは、一般的に聞き慣れない言葉かもしれませんが、“約束を守る”や“ポストをみたら手紙を投函する”、“野菜が煮えたら火を消す”など日常生活を遂行する上で必要となる、いわゆる“未来の記憶”のことをいいます。たくさんの患者さんを診させていただく中で、多くの高齢者がこのような場面において、問題を有することに気づきました。そこで、種々の認知機能検査や脳血流検査などを組み合わせ、その発現機序や日常生活場面での問題点を明らかにすることが、これらの患者さんのリハビリテーションの一助となるのではないかと考えたのが、本研究を行った理由です。臨床家として、私に身体を預けてくださった患者さんのために、そして同じ疾患や障害で悩んでいる世の中の人のためにも、これからも日常臨床の合間ではありますが(片手間のつもりではありません!)、精力的に研究にも取り組んでいきたいと思っています。
 さて、私の近況ですが、すでに岡山に来て、2年が経ってしまいました。医療水準の違いに驚愕し、それまで実践してきたリハビリテーション医療とは全く異なる世界で、途方にくれる毎日でしたが、温かい仲間やスタッフに囲まれて、奮闘しています。また、指導医として、世界に通用する超一流のリハビリテーション医とカリスマ療法士を育てるために奔走しています。日本中どこの病院に行っても、疾病発症の直後より集中的なリハビリテーションを受けることができ、早期に社会復帰できるような理想のリハビリテーション王国を築くこと−そんな日を夢みながら、厳しい現実の中で臨床に従事する毎日です。

Profile 年齢不詳(もの忘れが激しいため)、血液型A、射手座
趣味 美人鑑賞(ストーカーに非ず)、コスプレ(アニマル系)
特技 アルペンスキー(国体出場23回)、柔道3段

[平成18年7月22日掲載]